内容説明
京都・錦市場の漬物屋店主にして“酒場ライター”の著者が、「人生込み」で店と付き合い、紡ぎ出してきた小骨のようなフレーズが心地よく刺さる48の店案内・55の話。
目次
セコスタンスときつい旅。
喜ぶにシアワセと書く京都
そこへ行くこともまた料理
酒場のことは夢まぼろしだ
街のご馳走は過ぎていった時間だ
人は歌にやられる。ましてや京都
ラッキーでなくハッピー
KYOTO SPECIAL
著者等紹介
バッキー井上[バッキーイノウエ]
1959年京都市中京区生まれ。画家、踊り子などを経て、現在は錦市場の漬物店「錦・高倉屋」店主。日本初の酒場ライターとして雑誌『Meets Regional』(京阪神エルマガジン社)『dancyu』(プレジデント社)などに京都の街・人・店について連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
96
錦の端に小さな漬物屋があって、とにかく美味しいのと、洒落たお漬物が並んでいて、行くと必ず買い、取り寄せもした。地元の友達に聞くと、つれない返事。新興だったようです。しかし、アレヨアレヨという間に、錦の中央に。インバウンド時は大変な人出でした。そこの大将が白髪になって登場。芸術家だったの?都の有名な店、コアな店、敷居が高くて入れない店、ウェルカムな店。行っとかなあかん店がいっぱい。宝くじに当たったら、やっぱり京都に住みたい、です。(笑)2021/06/06
gtn
12
カウンターで食う焼肉「江畑」や、平日昼間の「すき焼きキムラ」等、結構一人で言っていい店があることを知る。しかし、一人で行くのも気が引けるので、一応家内と行くこととしよう。一応。2019/08/18
たっきー
11
京都のお店紹介。お酒の場がほとんど。いってみたいと思うお店もあるけれど、全体的に一見さんは入りづらそうな印象。年齢高めの男性ならばそうでもないかもしれない。2021/02/21
tetsubun1000mg
7
お店のメニューや画像は少ないのに、素直に行きたい気持ちになってくる。 著者の思い入れたっぷりな文章がおもしろい。 庶民的な店が多く地元の人が良く訪れる店なのでしょうか。 最近は観光客の多さに京都への旅行を避けてきたが、紹介のあったお店によりたいという気持ちが湧いてきた。 特に本書の中の店主や従業員さんの顔が、友達に向けたようなとびっきりの笑顔なのがいいですね。2019/10/07
才谷
6
酒呑みではない私には縁がないかもしれないが、どの店もええなぁ。写ってはる人がみんなええ顔してるもんなぁ。まだまだ京都知らんことだらけや。。。2019/05/31