内容説明
「伝説の女優」原節子が15歳の時に出演した、甲子園を目指す旧制中学野球部を舞台にした映画「魂を投げろ」(1935年)のフィルムが発見された。この映画をヒントに、戦前、戦後の甲子園球場で活躍したかつての名選手、名勝負に光を当てる。他方、高校野球の聖地を軸にした、それを支えて来た縁の下の力持ちたち、運命の悪戯や「戦争」に人生を翻弄された人たちにふれながら、一球の白球をめぐる深い謎を解読する。野球ファンを魅了するエピソード満載の新しい形のミステリー小説。
著者等紹介
支刈誠也[シカリセイヤ]
1944年、新潟県長岡市出身。東京大学農学部農芸化学科を卒業した後、鐘淵化学(現カネカ)に入社し、主に海外での事業開発に携わり、海外13年を含む25年勤務後、退社し、オーストラリアへ移住。ゴールドコースト在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 科学と仮説 岩波文庫