内容説明
15歳時に敗戦を迎えた「軍国少年」がその後の戦後をどう生きたか―“原爆被爆少年”戦後精神史。
目次
1 茫然自失状態からの出発(村の男衆たちの会話から;恨みの李(承晩)ライン ほか)
2 三年間の飢餓生活(“卒業”することを目的として生きる;就職とかかわってのことについて)
3 郷里の対馬での教員生活―学問への希求と詩への憧れ
4 東京においての、三六年間の小学校教師生活(小名木川小学校時代;働きながら大学の夜間部に通う ほか)
5 定年退職最後の年―「授業」にこだわる、こだわりつづける