内容説明
バッハ時代のドイツは?当時話されていたドイツ語は?ルターがバッハに残した遺産とは?バッハはどんな楽器・奏法・音響・音律を想定して作曲したのか?19世紀にバッハ復興が起こったわけは?ルター派のバッハがなぜカトリックのミサ曲を書いたのか?―バッハ研究の第一人者・礒山雅をはじめ9人の著者による14の講義が、バッハという類なき知の水脈へ誘う。
目次
バッハの生涯―バッハ研究をめぐる諸問題
バッハ時代のザクセン選帝侯国―17世紀末から18世紀前半のドイツ
ルターとコラール―その神学とことば
バッハと神
バッハのクラヴィーア音楽―演奏者の立場から
音響学からみたバッハの時代
バッハ時代の楽器
バッハと流行
バッハの家庭、生活、教育
18世紀ドイツの言語と文化
バッハの音楽頭脳
父ゼバスティアンと次男エマーヌエル
19世紀におけるバッハ
ロ短調ミサ曲―宗派の対立を超えて
著者等紹介
礒山雅[イソヤマタダシ]
1946年東京都生まれ。東京大学大学院美学藝術学専門課程修了。出版現在、国立音楽大学教授、日本音楽学会会長、サントリー芸術財団理事、いずみホール音楽ディレクター
久保田慶一[クボタケイイチ]
東京藝術大学大学院修士課程修了。博士(音楽学)。ドイツ連邦共和国のフライブルク大学、ハンブルク大学、ベルリン自由大学に留学。東京学芸大学教授を経て、国立音楽大学教授。専攻は音楽学
佐藤真一[サトウシンイチ]
早稲田大学大学院博士課程をへて、DAADの奨学生としてドルトムントに学ぶ。博士(文学)。現在、国立音楽大学教授。ドイツ近代史および史学史(とくにランケ)を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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