出版社内容情報
神樹と契約を果たしたグラス。新たな力を手にし、ついにグラスは王女アスティナたちと共に国境を脅かす敵軍の本陣に潜入を果たす。だが、その前に立ちはだかったのは、かつて同じ学院に属していた水の魔法士で――?
内容説明
国境を守る、女性だけで構成された騎士団に軍医として赴任した精霊魔法士グラス。「はずれ」と呼ばれた植物の魔法で騎士団が抱えていた問題を解決し、指揮官である王女アスティナにも認められた彼は、神樹の精霊との契約を果たす。新たな力を得たことで、騎士団を脅かし続ける敵軍の拠点に潜入したグラスが見たものは、同じ王国軍に所属していたはずの水の精霊魔法士ノインの姿で―。病んだ国を癒やす精霊医による戦記ファンタジー、第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
4
設定に惹かれて、手に取りました。お試しで2巻まで読んでみましたが、結構好みでなかなか面白かったです。ただ、女の子の胸が、大き過ぎるのが気になりましたが…。でも、精霊のお医者さんとか、癒しの魔法とか、読んでいて癒されました。3巻以降も、読みたいですね。2020/05/19
さとうはるみ
1
せっかく力があっても使い方次第で人を幸せにも不幸にもする。この本での使い方が好ましくない人たちの共通点は恐れ・恐怖心からマイナスに使っていること。アドラーだとさしずめ劣等コンプレックスと言うだろうと思う。劣等感をバネにしないで向上・解消に使わないから。逆にこの本での力の好ましい使い方をする人たちは他人の幸せであったり領地の安定であったりと劣等コンプレックスをバネにしている。王女に典型的だが奉仕するために力を使っている。森田療法で言う「奉仕→向上→奉仕」という循環になっているように見えた。2022/10/13
-
- 和書
- 新しい英検の教科書