内容説明
みんなこれでソウルを知った―ソウル・ミュージック・ガイドの決定版、待望の復活!ピーター・バラカンが語るソウル・ミュージックの歴史とスターたち、名曲と名盤。大幅に加筆してヴァージョン・アップ!最新CDガイド179枚。DVD・書籍ガイド付き。
目次
はじめに―ぼくにとってのソウル・ミュージック
ゴスペルの話から始めよう―ソウル前史
R&Bからソウルへ―レイ・チャールズ、サム・クック、ジェイムズ・ブラウン
モータウン―黒人の夢を乗せた都会のサウンド
サザン・ソウル―スタックスが作りあげた六〇年代の奇跡
ニュー・オーリンズのR&B
七〇年代ソウルのスーパースターたち―内省と成熟
フィラデルフィア・ソウル―都会育ちの黒人たち
ファンク、ロックとソウル
ディスコ・ブームとソウルの死
ヒップ・ホップの時代
魂のゆくえ―むすびに代えて
著者等紹介
バラカン,ピーター[バラカン,ピーター][Barakan,Peter]
1951年ロンドン生まれ。ロンドン大学日本語学科を卒業後、1974年に音楽出版社の著作権業務に就くため来日。現在フリーのブロードキャスターとして活動、「CBSドキュメント」(TBSテレビ)、「ビギン・ジャパノロジー」(NHK総合テレビ)、「ウィークエンド・サンシャイン」(NHK‐FM)、「バラカン・ビート」(OTONaMazuインターネットラジオ)などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
25
バラカンさんのソウル愛を感じる1冊。ディスコグラフィーが初心者には有難い。若い頃、ラジオで良く聞いたなあ、ソウル、R&B、レゲエ・・。何れもいまの音楽シーンの土台になった音楽だと思います。次第に縁遠くなり、ヒップホップ辺りはもう分かりませんがw。2015/09/24
てっしー
13
バラカン氏による黒人音楽概説。さすがの語り口。各項目に登場する音楽家が最低限に絞り込まれており、この手の本にありがちな固有名詞の羅列になることが回避されている。その分、章末のディスクガイドに多くの音楽家が載せられている。発見としては、私が「黒い」と思っていた楽曲の多くに白人が関わっていたこと、逆に大衆的な楽曲が黒人中心に作られてきたこと。この本の特異な点としては、ガイドに取り上げられているほとんどの作品がベストアルバムである点。各音楽家のアルバムとしての代表作を知りたい向きには物足りないかも。2014/05/03
ごろ寝
7
青森に来てくれたバラカンさんのイベントで買いサインしてもらった本です。ブラックミュージックの歴史が学べます。おすすめアルバムも付いていていいです。アメリカの社会の動きやレコード会社の話も知ることができて勉強になります。何度も読みたい。2016/10/11
捨拾(すてろう)
5
個々のミュージシャン達は聞いていても、レーベル、地域性などにはあまり注目していなかったので、その関係性が大変良く分かる内容であった。また、著者のブラックミュージックに対する思い入れも深く熱くて良い。ただ紹介されているアルバムが、ベスト盤ばかりで少しつまらない。入門書としてはそれで良いのかもしれないが、もう少しアルバム紹介にページを割いて欲しかった。
アルラ(ただ今介護中)
5
わたしがソウルミュージックに出会ったのは、70年代の「ソウル・トレイン」だった。それ以降ロックやジャズ、ワールドミュージックに広がっていった。ピーター・バラカン氏の解説は大変解りやすく、懐かしくてうれしいものだった。今の音楽をより深く知るためにもオススメ。ファンキーなソウルミュージック万歳!2011/02/20