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目次
第1章 いま、図書館に期待が高まっている
第2章 事例・まちを活性化した図書館
第3章 まちづくりから見た図書館
第4章 読書運動と推進方策
第5章 図書館づくりの構想と運営
第6章 まちづくりに生かされる図書館事業
第7章 今後、行政に期待される具体的方策
著者等紹介
福留強[フクドメツヨシ]
聖徳大学名誉教授・生涯学習研究所長、NPO法人全国生涯学習まちづくり協会理事長。昭和49年鹿児島県教育委員会、昭和52年国立社会教育研修所主任専門職員、文部省社会教育局、生涯学習局社会教育官、平成5年九州女子大学教授、聖徳大学生涯教育文化学科教授を経て現職。現在、現職のほか内閣府地域活性化伝道師、全国生涯学習市町村協議会世話人。千葉県生涯学習審議会会長、千葉県社会教育委員会議議長など自治体の役職多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
21
本来、読書会も排除されるものではないようだ (図書館法3条、⑥23頁)。 そして、公民館のサークル活動に留まる必要もない。 わたしは大学のゼミにもコラボしていく用意はある。 ただ、大学教授がそのサーヴィスに気づいていないだけ。 読書量の多い子供ほど将来を見据えている(31頁)。 読書がきっかけで進学先の決め手となるのが普通で、 偏差値や安定性で決めるのはよくないと思う。 僕は観光会社に営業したことがあるが、 図書館も観光地なのだ(50頁)。 図書館巡り観光ツアーだってありでしょうね。 2014/05/08
kum
14
図書館勉強本。著者は長年に渡って生涯学習やまちづくりに関わって来られた方。地域のシンボルとして工夫を凝らした全国の図書館と、それを造った人々の思いがどれも興味深い。今後は一律のサービスやありきたりの企画ではなく、その地域の課題に応じた図書館のあり方が必要。財政や人材など様々な制約があっても、何を実現したいかという本気の志が地域の活性化には一番大事なのだろうということをあらためて思った。2019/05/21
Iku
13
魅力的なまちにはいい図書館がある。ヒトと情報をつなぐ図書館。観光名所は図書館。図書館がまちをつくっている場所がこんなにもあるのかと羨ましく思いました。ハード面よりソフト面こそ大事ですね。寄贈図書よりできた、矢祭もったいない図書館が気になりました。2014/05/16
ようこ
5
おもしろそうな題名に惹かれ読む。そして読み始めてなんだかこれは絵に描いたもちなのではないかという印象を抱く。この本のなかに取り上げられている図書館のやっていることを全く私はわかっていなかった、というところもあり、それは私の理解力の問題ではなく理念や方向を利用者にわかりやすくしていないからだとおもう。ポイントカードなどをはじめとして素人にもわかりやすい図書館に人は集まる。それがすなわち素晴らしいとは思わないが内向きのこだわりだけではなく外への映りみたいなものをわかってまちづくりにつなげるような図書館がいまま2014/08/02
きくまる
4
図書館を街の活性化につなげようとする様座奈試み。図書館自身が新しい企画を住民に働きかけるものから、住民自身が学んで地域に必要なものを考え図書館に働きかけるものまで、様々で興味深い。併せて、司書に必要な素養はなにか、民間図書館など公立図書館とは別のコンセプトの図書館も紹介。今広がっている指定管理者制度など、公立図書館の民営化にも触れる。文化活動への公費の支出が削られる中、情報収集は図書館以外でもいくらでもできてしまう中、図書館の存在意義は揺れているなと感じる。ただ何か違うんだよなー(←ひとりごと)2014/09/18