内容説明
オーガスタスはかなしんでいる。えがおをなくしてしまったからだ。そこで、ぐーんとひとつのびをして、なくしたえがおをさがしにでかけた。世界は美しい。目を向ければ、どこにでもきっと素朴な幸せがみつかるはず。自然の美しさをたたえ、あざやかに描きだした絵本。2006年ブックトラスト絵本新人賞受賞。
著者等紹介
レイナー,キャサリン[レイナー,キャサリン][Rayner,Catherine]
英国ヨークシャー生まれ、エディンバラ在住。『オーガスタのたび』がデビュー作。エディンバラ・カレッジ・オブ・アート卒業
すぎもとえみ[スギモトエミ]
本名、杉本詠美。広島県出身。やまねこ翻訳クラブ会員。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
16
アムール虎のオーガスタス一頭だけ焦点を当てた、躍動感のある絵本です。 自分の笑顔を探しに様々な冒険をします。 そして笑顔を見つけたきっかけは…。 そもそも自分が笑顔だって、どうしたら解るのでしょう? 自分が笑顔でいることを教えてくれるのは、自分を見せてくれる何かですよね。 笑顔を見つけたオーガスタスが笑顔でいられるためには、他の何かも必要かも知れませんね。2019/02/13
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
笑顔をなくしたことを知ったトラのオーガスタスは悲しみ、笑顔を探す旅に出ました。様々な出会いを経て気づいたものは…。2023/03/07
ユズ
4
虎が主人公の絵本。虎の絵が素敵です。勢いのある黒い線で、活き活きと力強く描かれています。でも、表情は可愛らしい。2017/11/12
re;
2
躍動感溢れるオーガスタスのダイナミックな描かれ方と保護色を上手に配した素晴らしい彩色は絵本という枠組みを越えています。一枚めくるごとに感嘆の溜め息が零れるような…美しい一冊!2013/10/18
木茶
1
絵の迫力に惹き込まれた。笑顔を無くして悲しんでるオーガスタス。自然の大きさ、美しさ、生き生きとしたトラの迫力に魅入った。笑顔探しの旅。2011/10/24