コーヒーと一冊
K氏の遠吠え 誰も言わへんから言うときます。

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  • サイズ B6判/ページ数 95p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903908724
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

内容:

無印良品、ユーミン、食べログ、「まちづくり」……みんなが何となく避けてきたけれど、なんだか「ちょっと違うんちゃうか」と思うことについて、容赦なく突っ込みまくる。時代が切望した「批評家」の誕生!

―――消費社会やグルメ情報や異世代間のコミュニケーションや大阪都構想などなどに対して、ちょっといつもよりは深く考えたりしていると、いきなり自分のなかからK氏という分身が登場した。 そのK氏の遠吠えがどこまで届き、その周波数にチューニングを合わせて聞き取ってくれる同志が、一人でも多くいることを著者として望んでいる。そしてK氏はまだまだあきらめていない。―――著者より


著者情報:

江弘毅(こう・ひろき)
1958年、大阪・岸和田生まれの岸和田育ち。神戸大学農学部卒。『Meets Regional』(京阪神エルマガジン社)の創刊に携わり12年間編集長を務めた後、現在は編集集団「140B」取締役編集責任者。著書に『岸和田だんじり祭~だんじり若頭日記』(晶文社)、『「街的」ということ』(講談社現代新書)、『街場の大阪論』(バジリコ)、『「うまいもん屋」からの大阪論』(NHK出版新書)、『有次と庖丁』(新潮社)、『飲み食い世界一の大阪~そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの~』(ミシマ社)など多数。

目次

1(「仕事は効率よく、コストは最小に」とグルメライターのタダめしとの関係性について。;「食べログ」と「通」の埋めがたい距離について。;飲食店のあかん現状について。;「消費者」に老いも若いもない、という話。)
2(「この頃の若いもんは」という物言い。;点としての人と時間の話。;『恋人がサンタクロース』のユーミン考。;「タイトル、まだ決まってません。」的な禁煙の話。;服がおもろなくなった時代の話。)
3(セブンイレブンのコーヒーと立ち呑みで思うこと。;大阪都構想と「西成」の「あかん話」。;「まちづくり」は禁じ手、な話。)

著者等紹介

江弘毅[コウヒロキ]
1958年、大阪・岸和田生まれの岸和田育ち。神戸大学農学部卒。『Meets Regional』(京阪神エルマガジン社)の創刊に携わり12年間編集長を務めた後、現在は編集集団「140B」取締役編集責任者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syo

29
これは、凄い。 うっすい本だけど、 内容は濃い濃い。 言うてることは、よく分かる。 自分も電車通勤だったら 帰りに一杯ひっかけて ってできるのになぁ。2020/03/29

abkbo

3
ええこと書いてあるなあと思うのだけれど、題名の通り「遠吠え」のように見えるのは大多数じゃないからか。なかでも「通」についての話と「一番儲かるジャンルと贈与、町内会、町的」の話はよかった。そこに書かれていることは、どんなジャンルの仕事にも通じるものがあると思う。でも、やっぱりどこへ行っても多数派じゃないんだな、これが。。2016/03/18

2
★★★☆☆☆ 全国どこでも統一規格の品を選ぶ消費者の細やかな幸せが、地元で生業を営む零細業者の細やかな幸せを踏み躙っていくということか。図書館本。今年読んだ本の250冊目。2017/05/20

hayatama

2
んでもって、江さんがいろんなことを考えた本。このヒトは、ずーっと首尾一貫して「街場」的思考を繰り広げてるので、安心して読める。ミシマガジン連載中も愛読してて、あれこんな話あったかな、と思うものもあった(見落としてただけかもしれない。)「まち」をつくろうとして成功した事例を知らない、という言葉はホンマに卓見。録画しといたNHKも早く見なアカンな。2015/12/13

Jun Yamanoue

2
標準語で書いてあるのに、読むと自動的に大阪弁に脳内変換される。さすが江さん。2015/12/12

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