問いの編集力―思考の「はじまり」を探究する

個数:
電子版価格
¥499
  • 電子版あり

問いの編集力―思考の「はじまり」を探究する

  • 在庫が僅少です。通常、3~7日後に出荷されます
    ※事情により出荷が遅れたり、在庫切れとなる場合もございます。
    ※他のご注文品がすべて揃ってからの発送が原則となります(ご予約品を除く)。
    ※複数冊ご注文はお受けできません。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ■通常、3~7日後に出荷されます

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • この商品は店舗受取ができない商品です。
  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784799330937
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0030

内容説明

アルゴリズムが誘導する世界を「問う力」で切りひらく。編集工学に基づく知的創造のプロセス。AIが「答え」を出す時代に、思考の主導権を取り戻す。

目次

第1章 Loosening 「問い」の土壌をほぐす(「私」から自由になる―内面の準備;インターフェイスを柔らかく―接面の準備;縁側が必要だ―境界の準備)
第2章 Remixing 「問い」のタネを集める(見方が変われば、世界が変わる―意味の発見;情報は多面的―視点の切り替え;偶然を必然に―異質の取り込み)
第3章 Emerging 「問い」を発芽させる(見えない壁に穴をあける―未知との遭遇;無数の世界に誘われる―触発装置としての書物;リンキングネットワークの拡張へ―関係の発見)
第4章 Discovering 「問い」が結像する(アンラーンの探索―世界の再解釈;他にありえたかもしれない世界―内発する問い;仮説で突破する―新たな文脈へ)
第5章 「内発する問い」が世界を動かす(「問う」とはつまり何をしていることなのか;世界像が変容する―ベイトソンの「学習3」へ;暴走する世界の中で)

著者等紹介

安藤昭子[アンドウアキコ]
編集工学研究所・代表取締役社長。出版社で書籍編集や事業開発に従事した後、「イシス編集学校」にて松岡正剛に師事、「編集」の意味を大幅に捉え直す。これがきっかけとなり、2010年に編集工学研究所に入社。2021年に代表取締役社長に就任。企業の人材・組織開発や理念・ヴィジョン設計、教育プログラム開発や図書空間プロデュースなど、多領域にわたる課題解決や価値創造の方法を「編集工学」を用いて開発・支援している。「Hyper‐Editing Platform“AIDA”」プロデューサー、丸善雄松堂株式会社取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tenouji

20
故松岡正剛氏の編集工学のお弟子さんの著書。最初は、教科書的な記述だなと感じていたが、第3章あたりから加速しだし、パースのアブダクションでは爆発気味に語っていて面白かったw。あとがきにあるが、「問い」という切り口で、この内容をまとめるのには、相当苦労されたようだ。たんぱく質に構造があり、それが機能性を持つように、情報にも、構造があって、それが「あて推量」を可能にしている、という説明が未来には可能であることを、切にお祈りしています。2024/12/30

おさむ

20
今年逝去された松岡正剛さんのお弟子さんが「問い」なるものを徹底的に掘り下げる良書。松岡さんの本は難解で途中で挫折することが多々あった。安藤さんの文章はわかりやすく書かれており、ギリギリついていける(笑)。ツボにハマったのは、「好奇心は炎。それを燃やすための燃料が思考や知識、記憶や世界観。そこに外部からのセレンディピティが飛来して着火。注意や関心もまた燃料なのだが、それが今はデジタルネットワークに吸い上げられているから、炎が燃え盛らない」。「未知」に出会うためにちょっとした越境が必要との教えは実践したい。2024/12/13

エジー@中小企業診断士

17
問いという情報が引き出されるプロセスを①問いの土壌をほぐす②問いのタネを集める③問いを発芽させる④問いが結像するの4章構成で辿る。マイケル・ポランニーの「暗黙知」、パースの「アブダクション(仮説推論)」、グレゴリー・ベイトソンの「学習Ⅲ(世界像の変容)」などの概念を参照。土壌をほぐすー内面・接面・境界の準備。アフォーダンスとマイクロスリップ。知性を触発する情報デバイスとして書物は有能。「探求型読書」のすすめ。アブダクションは驚きの発見→仮説の仮組み→新たな確証へ。pre:推論の入り口、post:推論の拡張2025/03/18

ほじゅどー

13
★★★★ 「そういうものだ」という思い込みや、すぐにググって答えを得ることがその先の思考を奪っている。検索は未知を瞬時に既知に変える作業で、思考、感受性や好奇心が奪われる。書物は未知を扱う情報デバイス。著者の言葉を鵜呑みにするのではなく想像力の余地を確保する「探究型読書」が出来る。目前の未知を「まぁ、こんなもんだろう」と分かったつもりになるのをやめるて、問いを持ち続ける。好奇心から生まれる思考や問いは大事だなぁ。2025/02/21

naohumi

7
本当に必要なのは「答え」ではなく「問い」。未知との遭遇である問いを抱える力。これを育むためにも「探求型読書」の必要性を感じとれた。自分の中の分かったつもりの「バイアス」から「本当にそうか?」と批判的なクリティカルシンキングを繰り出し常に問うていく。物事の深まりに必要な営みであると考えた。スッキリさせたい白黒思考から飛んでみて、ネガティブケイパビリティも大切にする。モヤモヤ感を先ずは可視化し、問いを生み続ける哲学的な営みが人のレジリエンスを高めるのだとも思う。2025/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22135407
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品