目次
第1章 英雄もいれば悪者もいる―軍人、実業家(ポチョムキン;クトゥーゾフ ほか)
第2章 ネタと革命と大統領―政治家(プーチン;メドヴェージェフ ほか)
第3章 宇宙へ行ったり、空を飛んだり―宇宙飛行士、野球選手など(ガガーリン;ツィオルコフスキー ほか)
第4章 ときにはメロディーに乗せて―作曲家(ショスタコーヴィチ;ムソルグスキー ほか)
第5章 描いたり弾いたり踊ったり―画家、演奏者など(スタニスラフスキー;ディアギレフ ほか)
第6章 書いて書いて書きまくる―作家(サルトゥイコフ=シチェドリン;チェルヌィシェフスキー ほか)
著者等紹介
松樟太郎[マツクスタロウ]
1975年、「ザ・ピーナッツ」解散と同じ年に生まれる。某大学ロシア語科を出たのち、生来の文字好き・活字好きが嵩じ出版社に入社。ロシアとは1ミリも関係のないビジネス書を主に手がける。現在は、ロシアのロの字も出てこないビジネススキル雑誌の編集長を務めつつ、ロシア発のすごいスキルがないかと非生産的なリサーチを続けている。そろばん3級。TOEIC受験経験なし。現在「みんなのミシマガジン」で、巷で噂の名コーナー「究極の文字をめざして」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mocha
96
作家〈ミハイル・エヴグラフォビチ・サルトゥイコフ=シチェドリン〉入力するにもひと苦労!「ゴルバチョフ書記長の子小ゴルバチョフ書記長」3回続けてなんて絶対言えそうにない。各界ロシア人の名前に焦点を当てて紹介する、ゆるくて楽しい本。積読の『罪と罰』を読むためのトレーニングになる?2016/12/31
マエダ
95
隠喩的タイトルとかってに思い込みどのような本かと読めば本当にタイトルそのまま読みづらいロシア人の紹介本であった。しかしザンギエフがでてきて嬉しい気持ちは我ながら幼い。2016/07/12
Mijas
61
ポチョムキンから始まり、ガガーリン、プーチン、ゴルバチョフなど有名人も含め、38人のロシア人が掲載されている。でも人物の紹介ではなく、名前の由来や発音の話。筆者のユニークな解釈、ネタや駄洒落満載で、雑談を聞いているような気持ちで軽く読める。例えば、某人物がロシアの地井武男として紹介されていたり、苦闘ーゾフな人として紹介されていたり。ロシア語は和田アキ子風に発音するとか思わず笑ってしまう内容。ロシア文学は、登場人物の名前に私も苦労するが、ドフトエフスキーが名前に意味を持たせて小説を書いたという話、興味深い。2016/08/02
だーぼう
44
ぜひ名前だけでも覚えて帰ってや!お国が違うだけで、こんなにも説得力がなくなる言葉があるなんて…ブログに感想を書きました。2017/04/13
Nobuko Hashimoto
41
ウケを狙ったおふざけな表現満載ですが、ロシア語科できちんと学ばれたロシア好きの方が書かれているので、ロシアへの愛が伝わって感じがよいです。思わず声を出して笑ったのはショスタコーヴィチ、スターリン、ムソルグスキー、ロストロポーヴィチ、ロジェストヴェンスキー。ほほう~と参考?になったのは、トゥハチェフスキー、スタルヒン、カラシニコフ、ディアギレフ。「コーヒーと一冊」というシリーズ名どおり片手に本、片手にコーヒー、三角座りで笑いながら読みました。おかげで年末からのグズグズ風邪をちょっと吹き飛ばせたかな。 2016/01/02