内容説明
個々の小さな行為の総和が想像を超えたパワーや結果を生む事を「創発」という。中東、チュニジアやエジプトで起きたジャスミン革命も強力なリーダーや革命組織の存在があったわけではない。自由や民主化というビジョンに向けた個々人の小さな行動が、ツイッターやフェイスブックを使って増幅され、打倒不可能といわれた体制を崩壊させたのである。いまの日本に必要なのは、この静かなるジャスミン革命である。このパワーを「創発的破壊」と呼ぶ。この概念が世界を変える力なのだ。
目次
序 大震災以降の社会を構築する
第1章 新しい資本主義を創る
第2章 すでに起きている未来―日本のイノベーターたち
第3章 ソーシャル・イノベーションという方法
第4章 高校生のための社会スタディ
第5章 世界から日本が消える?
第6章 世界から学ぶ
第7章 歴史に学ぶ―大隈重信の革新性
最終章 日本のパラダイム・チェンジ
著者等紹介
米倉誠一郎[ヨネクラセイイチロウ]
1953年東京生まれ。一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。97年より一橋大学イノベーション研究センター教授。企業経営の歴史的発展プロセス、特にイノベーションを核とした企業の経営戦略と発展プロセスを専門とし、多くの経営者から熱い支持を受けている。季刊誌『一橋ビジネスレビュー』編集委員長、六本木ヒルズにおける日本元気塾塾長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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