内容説明
仏教は「坊さん」だけが独占するには、あまりにもったいない。24歳、突然住職に。笑いあり、涙あり、不思議感溢れる坊さんワールド。
目次
1 坊さん入門
2 坊さんという仕事
3 「おっさん」として
4 ハッピー?
5 悩む坊さん
6 これからの宗教を考える
7 生と死
著者等紹介
白川密成[シラカワミッセイ]
1977年愛媛県生まれ。栄福寺住職。高校を卒業後、高野山大学密教学科に入学。大学卒業後、地元の書店で社員として働くが、2001年、先代住職の遷化をうけて、24歳で四国八十八ヶ所霊場第五十七番札所、栄福寺の住職に就任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
56
★★★★Audible。仏教やお坊さんに興味がなくても楽しめた。宗教も文化のように変化していく。しかし、人間の欲求に迎合しすぎると宗教としての値打ちが問われかねない。宗教家は絶妙なバランス感覚が求められる立場。2018/06/19
はちてん
46
四国八十八カ所霊場第五十七番札所栄福寺の若き住職による随筆。仏教のこと信者檀家のこと寺の経営のこと等々、こんなに真剣に考え実行しているお坊さんがいることを心強く感じた。内容は「ほぼ日」連載をまとめたもの。特にお葬式を執り行う度に著者が感じた生死感がジワッとしみる。仏教を通じての心の在りようを著者が感じたままキチンとまとめられている。ちょっと難しいブッダの言葉が興味深い。一昔前のお坊さんに対する印象が変わった。2016/01/06
宇宙猫
31
★★★ おもしろかった。普段からお説教で人に聞かせるような話に慣れてるからかな。毎回はいる弘法大師の言葉には、お腹いっぱいになってしまったけど、連載なら毎日楽しみに読んだと思う。2015/12/30
舟江
29
とてもおおらかな内容で、中国や朝鮮を経てきた仏教ではなく、南方から直接来たような雰囲気だった。仏教はもっといい加減で、おおらかなものではないのだろうか。そんな気がしてきた。2016/02/24
テクパパザンビア
27
24歳で住職になった坊さんの面白おかしい裏話かと思えば内容は、まじめに宗教、信仰、仏教の事を書いてあり哲学的でスラスラとは読みにくかった。『宗教は、自身の中にある旋律のような物語と出会う場所』葬式仏教にならない様に頑張る若き住職を応援しに栄福寺に行きたいな。2015/11/16