内容説明
「時代の体温」展、「GUNDAM展」、釜山ビエンナーレ2010と、国内外の美術シーンを駆けめぐり、2012年には早くも人生を卒業した噂のインディペンデント・キュレーター、東谷隆司が還ってきた!「美術」を問い続けた男の“裸”の思考を示す著作集、堂々刊行!
目次
1(ART/DOMESTIC of the Time;出発;マンガの展覧会は何を提示したか―大衆文化と芸術、社会性に関する試論 ほか)
2(奈良美智 Play with Death;村山留里子 奇麗の塊;安村崇 あらかじめ模倣されつくした、自然 ほか)
3(ペタペタ、スリスリ、コツコツコツ…;アートの十八番って、何ですか?;「アーティスト」/アーティストになるには ほか)
4(概論・変態とは何か)
著者等紹介
東谷隆司[アズマヤタカシ]
インディペンデント・キュレーター。1968年3月21日、三重県四日市市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究課修了(専攻:油画)。世田谷美術館に五年間勤務した後、東京オペラアートシティギャラリー、横浜トリエンナーレ2001スタッフ、森美術館キュレーターを経て、フリーで展覧会企画、執筆活動を行う。2010年「釜山ビエンナーレ」芸術監督。2012年10月16日、逝去。享年四四歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
msykst
1
「芸術は「ワカッちゃった」人には「ワカる」。しかし、「ワカッちゃった」ことの不幸もある。だから、「ワカる人にだけ、ワカる」だけで、十分なのだ。ときには、「ワカらせる」こと、「ワカろう」とすることが身を滅ぼすことすら、ある。「ワカラナイ」方がイイこともあるのだ。だが、そのスリルに取りつかれたものは、一生、その魅力から解放されることは、ない。」2015/11/22
hiratax
0
でたらめなことを言っているようでいて、芸術史的な知識もきちっとふまえている。mixiをやたら活用していたこともわかる。マニアックなものを、ポップなよそおいとともに広く周知させるっていうmixiは魅力的だよな。それはfb的な自慢話と同じようでいて、違うものだった。テクストベースなので、きちっと本に残せるのもいい。2016/04/01
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