内容説明
「じん肺が心配」から45年、アスベストとの複合被害にそよぐ命のドキュメント。戦後復興と高度成長を支えた現場労働者が次々襲われる、じん肺・アスベスト禍。被害者の救済・補償と労働災害根絶を!人びとをつなぎ「世界の三菱」を相手に闘い続けてきた、三菱長崎造船じん肺患者会。連帯の輪はいま、海を越えて広がる。
目次
第1部 安らかざる日々(むしばまれて;第二陣訴訟―ある日の原告団総会;続第二陣訴訟;五年二ヶ月の歳月に潤む;長崎と九州の運動体;安らかざる日々―第1章の後日編;闘病の果てに;闘う人びと;山下兼彦先生さようなら;被害は続く;いま思うこと)
第2部 資料・復刻・記録
著者等紹介
長船繁[オサフネシゲル]
三菱長崎造船じん肺患者会世話人会代表。1991年4月、じん肺管理区分二認定。日本民主主義文学会会員。1942年7月生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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