内容説明
焦土から激変した都市部の再建と改革。面の改革として変らぬ自然の中でゆるやかに進められたGHQの地方統治は、「変わった日本」と「変わらなかった日本」の分岐点となった。戦いから開放され自由を味わう笑顔が総天然色で、いま蘇る。
目次
第1章 GHQ占領下の日本とその復興
第2章 北海道~沖縄、日本列島の戦後―戦争と占領で変わったもの、変わらなかったもの
第3章 伊豆の戦後風景―熱海大火前の庶民のくらし
第4章 古都の戦後―西日本・関西に対する占領行政の中心地
第5章 1952年、沖縄―「平和」と「国際」を冠した通りにて
第6章 GHQカメラマン、ディミトリー・ボリアの足跡
著者等紹介
ボリア,ディミトリー[ボリア,ディミトリー][Boria,Dimitri]
1902年アルバニア生まれ。19歳でアメリカ移住。1947年、GHQ専属カメラマンとして来日。昭和天皇の巡幸に随行して撮影するなど、およそ14年間、日本国内の各所で当時の日本の様子をカメラに収める。1990年、米国ワシントンにて死去
杉田米行[スギタヨネユキ]
1962年大阪生まれ。大阪外国語大学アメリカ講座准教授。歴史学博士(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひねもすのたり
13
GHQのカメラマンであるディミトリー・ボリアが撮影した写真集の続編。 一冊目は東京裁判や昭和天皇など東京を中心としていましたが、続編では占領下の日本各地が撮影されています。 地方都市はもちろんですが、カメラは小さな漁村や山村にまで入り、そこで暮らす人々を鮮明なカラー写真で捉えています。 写真があまりにも鮮明なので、セットを組んで撮ったものではないかと錯覚してしまいます。 一冊目と合わせて資料としては超一級の価値があるように思います。★42015/08/28
及川まゆみ
1
続編です。本当にきれいな写真ばかりです。ただただ驚くばかり。2013/10/30