内容説明
Base Ball Bear小出祐介による初の詩集、50篇。
目次
檸檬タージュ
17才
SAYONARA‐NOSTALGIA
つよがり少女
スイミングガール
少女と鵺
SCHOOL GIRL FANTASY
TRAGIC HEROINE
BREEEEZE GIRL
GIRL FRIEND〔ほか〕
著者等紹介
小出祐介[コイデユウスケ]
1984年12月生まれ。東京都出身。ロックバンドBase Ball Bearのリーダーでボーカル&ギターと全楽曲の作詩作曲を手掛ける。中学でギターを始め、高校3年の秋に同じ学校に通う同学年の湯浅将平(g)、堀之内大介(ds)と、1年後輩の関根史織(b&cho)の4人でBase Ball Bearを結成。2003年11月にインディーズで初のミニアルバム『夕方ジェネレーション』をリリース。ギターロック/ニューウェイヴのテイストを独自に昇華したバンドサウンドとポップなメロディ、そしてキャッチーでなおかつ作品性に優れた青春感溢れる歌詩などが人気を集め、2006年4月にミニアルバム『GIRL FRIEND』でメジャーデビュー。その後に3枚のフルアルバムをリリースして、2010年1月3日に初の日本武道館公演を敢行した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
34
檸檬タージュは複数の「檸檬」を集めた詩集であると同時にre:モンタージュであると私は考えている。『17歳』で描かれている"「生きている気がした」気持ち それが全てだ"というフレーズが正しく自分を肯定する青春のモンタージュ。その瞬間の為だけに生きている衝動たち。それらを再構成して並べる事で新たな青春の階段に上がろうとするから再びのモンタージュでre:モンタージュ。それはいったいどんな顔をしているのだろう。「素晴らしい日々 僕は僕と過ごしていく そしていつか晒したい自分自身」晒したい自分自身に、成れるのかな。2018/04/29
ひめありす@灯れ松明の火
32
私が音楽が好き。ロックが好きって思うようになったのはライブに行ったりライブ音源を聞く様になってから。雑音が入ったり、ハウリングしたり、そんな今しかない音を聞いたから。ザラザラと耳を撫でるノイズィな音、掠れる声。音楽が生まれる所を見た。高温多湿で酸欠の小さなライブハウス。生きていく意味を知った。暮れな泥んでいく夏至間近の野音。空の下で聞いた音楽。泣きたくなる位好きな時間になった。不完全さえも一つの空気になったあの感じが好き。"生きている気がした気持ち”が好き。だから私はbaseballbearが大好きなんだ2018/04/29
やっさいん
4
Base Ball Bear 小出祐介の詞をまとめて読みたくて購入。曲単位では、卑屈な印象を受けた詞も、いくつかの纏まりに別けて読んでいくと、また違ったストーリーが広がってとても愉しい。何回も読み返して『しまい太陽』。
Mallow
3
Base Ball Bearに憧れていた中学生時代は、この本の表紙のカバーをとったところの『アレ』を見て、作詞の現場に触れたかのようで感激した覚えがある。そう思う程、小出さんからは影響を受けていた気がする。改めて聴くとベボベは歌詞がとてもおもしろい。“HIGH COLOR TIMES”の《都鳥の手綱を掴み遊覧したのが夢街だった》は個人的には特に印象深い。70-71頁のあのノートに触発され自分なりにノートを作成したし、この本でアルバムより深く私の中学時代をふりかえることができるから手放せない。文字数足りん
ながたに@世界音痴
2
ビレッジバンガードで見つけました。こいちゃんの作る歌を構成するものが意外と身近なもので驚いたり。「彼氏彼女の関係」がまさかカレカノ連想でつけたり、「ラストダンス」は古畑から取ったり・・意外でした。また、アルバムの「(WHAT IS THE)LOVE & POP?」が映画のラブ&ポップから取ったとは。この映画 自分が大好きなオードリーの若林さんも好きな映画に挙げてたなぁ、なんていう偶然。買ってないので手元に置いときたいなぁ・・。