感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Fanwei
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四月から後期研修医になるに当たり、臨床研究の基本的な考え方を知りたくて手に取った一冊。 普段自分が行なっているプラクティスが如何に多くの先行研究の上に成り立っているか、また自分の論文の読み方が如何に適当だったかを再認識させてくれた。 それぞれのトピックの順番がとても良く考えられており、初学者も抵抗なく読める様に工夫されている。一見最初にきそうな「クリニカルクエスチョンの立て方」が最後に回されている所からも著者の臨床研究に対する哲学を伺い知る事が出来る。2017/01/03
KTakahashi
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エビデンスの裏付けのある研究は,ランダム化比較試験(RCT)だけではありません。観察研究として,横断研究,症例対照研究(ケース・コントロール・スタディ),コホート研究,そして,生態学的研究があります。介入研究として,ランダム化比較試験などがあります。 それぞれの論文を書くときに,ガイドラインが作られています。観察研究には,STROBE声明。介入研究のRCTには,CONSORT声明。という具合です。 それぞれの研究デザインによって,結果の表し方が違うようです。横断研究と症例対照研究は「オッズ比と95%信頼区2015/01/04