内容説明
「まごの店」オープン当初の厨房は、ハラハラ大パニック!しかし、一歩ずつ着実に力をつけ、今では常に満席の大繁盛店。そこには、村林新吾先生の、「ほんまもんの心」を目指す熱い教育があった―。全国にここだけ!高校生が運営するレストラン「まごの店」は、開店前から行列ができ、2時間で230食が完売する!教師の心の教育と夢を叶えた町の感動のストーリー。
目次
第1章 勉強嫌いの剣道少年
第2章 料理人への扉
第3章 目指せ、日本一
第4章 まごの店、誕生
第5章 心は一日にしてならず
「まごの店」人気メニュー+創作料理レシピ公開!
著者等紹介
村林新吾[ムラバヤシシンゴ]
三重県立相可高等学校食物調理科専門調理師教諭。調理クラブ顧問。1960年松阪市の日本料理店に生まれる。大阪経済法科大学経済部卒業後、大阪あべの辻調理師専門学校に入学。同校で教職を10年勤めたのち、94年に三重県立相可高等学校食物調理科創設時に赴任。地元で定期的に開かれる料理講座の講師も勤める。2007年「文部科学大臣優秀教員表彰」を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サラダボウル
15
コロナ対策で会社が交代勤務週を設け、順番での休みで自宅待機時にドラマ視聴。三重県実在の高校生レストラン。家族で見たかったが、母のお勧めは警戒され私一人で見た。とても良いドラマ。松岡くんや神木隆之介くん、野村くん、皆ひたむきで爽やか。本書はドキュメンタリーではなく、先生自身の著による。先生の学生時代から、料理人を目指し精進する日々。先生となり生徒と共に過ごす日々。様々な人の胸に響く言葉があり、人の心の成長とはと考えさせられる。生徒は先生の鏡。ギクリとした。襟をただします。料理関係の進路に興味があればぜひ。2020/06/30
YYY
8
本から溢れてくる『自信』『やる気』『料理が大好きだという気持ち』夢を実現させたいという本気さがこれにより、より伝わってきました。あれもこれもやりたいと考えるのは簡単だけれど、実際行動に起こすのは本当に大変なのに、1つ1つ確実に丁寧にこなしていく様に感動しました。素敵な先輩、仲間、生徒、周囲の人に支えられたから成功できた孫の店。苦難や失敗も多いけれど、その分成長できる。もう少し早くこの本に出会っていたら良かった。2013/03/18
ゆうゆう
5
ドラマは知っていた。やっと本来を読めた。専門課程の高校は、卒業と同時に即専門家を求められる。新卒の甘えはどこの世界でも通じない時代だけど、道を極める職人系はなおのことだろう。インプットとアウトプットの両立を支える大人は大変だが、教育の場だからというメガネが外れる卒業後の彼らも、まごの店で働いた彼らもそうかわらないはず。三重県立相可高等学校、頑張れ!2016/08/26
にじいろ
4
村林先生はどんな方か。料理の技術だけでなく人を育てる指導者としてとてもいい先生。相可高校の生徒をみているとこんな輝いている高校生がいるのかと、思う。そして、教えることの難しさ、継続することの辛さを教えてくれた本だ。まごのみせに食べに行きたい。食べるだけじゃなく、高校生の姿も見てみたい。2015/03/04
ばんぶー
4
料理人としてもすごいですが、教育者としてもすばらしいと思いました。でも、そんなことよりも、社会に出ているのにもかかわらず、自分の甘さを反省しなければなりません。2010/09/21