米国銀行法

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784322102086
  • NDC分類 338.32
  • Cコード C2033

出版社内容情報

 同じ法律を起源にもちながら、なぜその後の規制強化は、米銀の競争力を高め、日本の銀行を弱体化したのか! 
 規制が自由化をもたらしたアメリカのパラドックスを解き明かす!
 わが国銀行法のルーツに隠された金融再生への処方箋。

Ⅰ 米国型銀行法制の枠組み

  一般銀行法の登場と国法銀行法

   1.米国銀行法制の展開

   2.チャーターに関する銀行法制の展開

  国法銀行の権限と業務範囲

   1.国法銀行の権限

   2.国法銀行の存続期間問題

   3.国法銀行の業務範囲

Ⅱ 国法銀行下の判例と課題

  判例理論と実務の展開

   1.判例理論の発展

   2.授権法とエストッペル

   3.信託関連会社と証券関連会社

  マクファーディン法

   1.マクファーディン法制定の背景

   2.マクファーディン法と国法銀行の証券業務

   3.マクファーディン法下における銀行の証券業務

  グラス・スティーガル法

   1.グラス・スティーガル法の位置づけ

   2.銀行本体の証券取引

   3.証券関連会社規制

   4.1935年銀行法によるグラス・スティーガル法の改正

   5.グラス・スティーガル法の評価

   6.グラス・スティーガル法と銀行持株会社法

Ⅲ 規制強化と自由化のパラドックス

  グラス・スティーガル法下の判例理論

   1.微妙な危険性の法理

   2.証券ブローカー業務

   3.発行市場の証券業務

  銀行の保険業務

   1.保険販売

   2.年金販売

   3.保険引受

  規制強化、自由化と法律

   1.行政権限の拡大と判例理論の発展

   2.判例理論の発展と立法措置

   3.自由化と銀商分離問題

内容説明

銀行法のルーツに隠された金融再生への処方箋。

目次

第1部 米国型銀行法制の枠組み(一般銀行法と国法銀行;国法銀行の権限と業務範囲)
第2部 国法銀行下の判例と課題(判例理論と実務の展開;マクファーディン法;グラス・スティーガル法)
第3部 規制強化と自由化のパラドックス(グラス・スティーガル法下の判例理論;銀行の保険業務;規制強化、自由化と法律)

著者等紹介

高月昭年[タカツキアキトシ]
明海大学経済学部教授。1950年生まれ。東京大学法学部卒業。三井銀行、さくら銀行(現三井住友銀行)を経て、1999年4月より現職。専門は日米の金融法、金融制度論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品