月着陸船開発物語

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月着陸船開発物語

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  • サイズ A5判/ページ数 392p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784903814926
  • NDC分類 538.95
  • Cコード C0098

出版社内容情報

当時の最先端技術を結集させたアポロ計画の中でも月着陸船の開発は困難を極めた。巨大なサターン・ロケットや司令船は、それまでのマーキュリー計画、ジェミニ計画で培った技術の発展型、応用版ともいえるものであるが、月着陸船の開発はそれまでどこにもなかったもので、まさにゼロからのスタートであった。しかも、度重なる仕様変更や重量軽減、さらにコスト、時間との闘いに苦しめられた。本書は“月着陸船の父”と呼ばれ、最盛期3,000人余の開発チームを率いたグラマン社の若きチーフエンジニアが完成までの全工程を詳細に書き記したメモワール。

第1章 納入までの苦闘
第2章 月へ行けるかもしれない
第3章 月着陸船の提案
第4章 最終決定
第5章 難しい設計に挑む
第6章 モックアップ
第7章 図面発行に苦戦する
第8章 重量軽減の戦い
第9章 問題に次ぐ問題の発生
第10章 日程、コストとの戦い
第11章 悲劇がアポロを襲う
第12章 自分が設計した宇宙船を作る
第13章 宇宙飛行を行った最初の月着陸船 アポロ5号
第14章 最終的な予行練習 アポロ9号と10号
第15章 人類にとっての大きな飛躍 アポロ11号
第16章 巨大な火の玉! アポロ12号
第17章 宇宙からの救出 アポロ13号
第18章 不屈の宇宙飛行士の勝利 アポロ14号
第19章 大いなる探検 アポロ15号、16号、17号
第20章 スペースシャトルの失注
結び アポロ計画が残したもの

トーマス・J・ケリー[トーマス ジェイ ケリー]
原著

高田 剛[タカダ ツヨシ]
翻訳

内容説明

奇跡の生還を果たしたアポロ13号ミッション、宇宙飛行士3人の命をつないだ月着陸船。グラマン社チーフエンジニアが完成までの道程を克明に綴った手記。

目次

納入までの苦闘
第1部 勝利(月へ行けるかもしれない;月着陸船の提案;最終決定)
第2部 設計、製作、試験(難しい設計に挑む;モックアップ;図面発行に苦戦する ほか)
第3部 宇宙飛行(宇宙飛行を行った最初の月着陸船―アポロ5号;最終的な予行練習―アポロ9号と10号;人類にとっての大きな飛躍―アポロ11号 ほか)

著者等紹介

ケリー,トーマス・J.[ケリー,トーマスJ.] [Kelly,Thomas J.]
1929年6月14日にニューヨーク州で生まれた。高校卒業時にグラマン社の技術系学生のための奨学金の受給者に選ばれ、コーネル大学に進学した。大学卒業後、グラマン社に入社。一時、米空軍、ロッキード社に勤務したが、グラマン社に復帰後は30年以上、宇宙関係の仕事に従事し、1992年に退職した。退職後は航空宇宙関係やコンピューター関係のコンサルタントをしていたが、2002年に亡くなった

高田剛[タカダツヨシ]
1944年中国東北地区(旧満州国)生まれ。名古屋大学工学部、同大学院(修士課程)で航空工学を専攻。1968年川崎重工業(株)に入社。設計部門を主に、飛行試験部門での技術業務も経験(約890時間の試験飛行に従事)。設計部門では対潜哨戒機、輸送機などを担当。救難飛行艇の開発にも参加。子会社で航空機の製造にも関与。現在は航空機の技術資料の英訳アドバイザーを担当。自家用操縦士、操縦教育証明、整備士、耐空検査員。飛行時間は約1,100時間(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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yamatoshiuruhashi

43
アポロ計画における月着陸船を作ったグラマン社の技術者の回顧録。1961年にガガーリン、シェパードとソ米の地球周回飛行が成功したわずか8年後には友人月面探査を成功させた米国の底力の素晴らしさと科学技術の開発を担った技術者魂に読んでいて胸が熱くなる。品質、工程の管理は如何にあるべきか。もうこの時代から重要なテーマだったのだ。単行本であるにもかかわらず一昔前の文庫本のような活字サイズに悩まされるがそれだけ情報量が多い本である。2020年の今日読んでいても些かも色褪せた部分がない。示唆に富むビジネス本でもある。2020/10/16

六点

13
巨大プロジェクトの栄光と憂鬱。と、しか言えない本である。優れた航空技術者である著者が勤務するグラマン社が総力を挙げたアポロ計画(のその一部の月着陸船)のプロジェクトマネージャーかつ設計主務者としての労苦を余す所無く描いた本である。全ての「生産」に関わる人はぜひ読むべき本と言える。訳も技術用語や軍事用語の頻出するものでありながら、首をひねる訳語が無い、翻訳者は元川崎重工の航空技術者で自家用機操縦士である。理系の人の明晰な日本語訳を味わうという点でも、読まれるべき本である。友人に薦めれたが、実に良い本だ。2020/09/19

ぶひぶひ

10
ハードカバーに小さな文字がびっしり書かれていて、かなり読み応えがありました。アポロ計画の月着陸船は今の所、人類史上唯一の有人月探査機なので、全く前例がない中開発を進めていくエンジニアの熱意はすごいものがありました。安全性と徹底した軽量化を同時に求められ、壁面は殆どアルミ箔、宇宙飛行士は立って寝るのが前提とか色々驚かされました。今の我々の生活は、衛星通信や天気予報、位置情報、有りとあらゆる宇宙からの観測データを利用しているわけで、宇宙開発初期の涙ぐましい努力に感謝しかありません。2023/01/27

塩崎ツトム

9
素晴らしい国家プロジェクトだが、これってひょっとしなくても身の丈に合わない案件を受注してしまったことによる炎上案件なのでは。読んでるだけで胃が痛い!2020/09/19

Ezo Takachin

8
「From the Earth to the Moon」第5話「月着陸船スパイダー 技術者たちの挑戦」だけでは知ることができない技術者たちの数多くの苦労を知ることができました。 表面的には13号の失敗のみ多く語られていますが、実際にはそれぞれのアポロでも大なり小なりのトラブルがあり、 技術者たちが必至に取り組んでいたことがよくわかりました。 17号で終わってしまったのが非常に残念でなりません。 リスクも大きいでしょうが、当初の計画のように20号くらいまで飛ばしていたら更に大きな発見があったかもしれません。2019/03/06

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