内容説明
先進国では他に例を見ない新卒一括採用システムの下、学業半ばで「就活」に明け暮れる若者たち。彼らが思い悩むその陰に蠢く就活産業の不都合な真実を浮き彫りにする。
目次
第1話 「就活」は広告ビジネス、学生はその「商材」
第2話 新卒一括採用の由来と限界
第3話 「就活」が広告ビジネスであることの弊害
第4話 「就活」に代わる就職のしくみ
第5話 「継続的に働く安定」と「階層移動の活力」を両立させる
第6話 ワークシェアリング試論
著者等紹介
谷村智康[タニムラトモヤス]
1963年生まれ。広告代理店やコンサルティング会社での職歴を生かし、経営企画の傍らで、メディアやマーケティングに関するライター活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともや
1
現在主流となっている、リ*ルートなどが主体となって進んでしまっている就活のあり方に疑問を投げかけた一冊。 中学生向けに書かれているらしいが、就活を間近に控えた人にこそ読んでほしい。就活における自分たちの立場を俯瞰的に見る事ができるだろう。 ただ、リ*ルートに対する偏見が強いのと、後半は本題とずれた話が続くため、盲目的に読むことはオススメしない。あくまでも一つの意見として捉えるべきであろう。2018/07/02
イチゴタルト
0
今の「就活」が当たり前だと思っていたので、本を読んで衝撃だった。2017/04/10
YM
0
中学生向けに書かれているとは言え、社会人が読んでもかなり濃い内容。終始、新卒一括採用について述べられていて、言うまでないが、就活サイトに煽られた側としては、いささか腹が立つ。ひとまず、新卒に漏れた学生を救う手だてはないものかと思う次第である。2014/02/14
-
- 電子書籍
- 江家次第(3)