内容説明
本書は、60もの学問分野を網羅する「真面目な冗談」を通じて、若い世代に学問の面白さを伝えようとする百科全書的(?)な画期的試みである。社会の幸福度を測定する新たな指標として「国民笑生産(GNL)」を提唱し、昨今とみに国力の衰微が嘆かれるニッポンは、「今後は国民1人当たりの笑い量で勝負しよう」と訴える。
目次
人文科学編(芸術論入門―詐欺師もピンキリ;修辞学入門―どぼはち ほか)
社会科学編(刑事訴訟法入門―シルバー刑務所;軽犯罪法入門―被害者をさがせ ほか)
自然科学編(睡眠学入門―ねべた;人類学入門―もともと草食 ほか)
災害学特別編(災害復興論入門―あえて天災を笑う;メディア論入門―生命線上のカメラマン ほか)
著者等紹介
清水修二[シミズシュウジ]
1948年東京都生まれ。現在、福島大学経済経営学類教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yasunobu Hino
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笑い学というタイトルに惹かれて読んでみたけど、笑いのネタになりそうな事もなく、読むのが苦痛であった。 この本から、「タイトルは重要である」という事を学んだ。 1.笑いの種を発見するための「視力」を養うのが学問。 2.終わりが近いと毎日考えながら生きれば立派な人生になる。 3.年齢を重ねるにつれ若い頃の感受性や感傷癖を次第に失っていくのは自然の理。そろそろこの世とおさらばしてもいいような歳になって、青少年のように物事にナイーブに「ときめいて」いたりしたら、未練ばかりが残って心穏やかに成仏できない。 2013/06/25