内容説明
製紙業界は生死業界。「命がけで働く。成功させてほしい」と金比羅さんに願掛けをした28歳の青年は、いかに激動の昭和を生き抜いたか?
目次
失恋の話から始めよう
いまの時代になにがブシぞ
「おまえは飢えたことがあるか」
かくれんぼで真っ逆さま
下の弟は2歳6カ月で死んだ
化石のスペシャリスト
刈った草につぶされそう
「いかん、ダイナマイトがある!」
まあ、無法地帯よね
こんなおいしいお茶があるんか〔ほか〕
著者等紹介
前田薫[マエダカオル]
1948年高知県香美郡土佐山田町(現香美市)生まれ。山田中学校を卒業後、県内外の土木建設現場や農機具会社、造船所、キャバレー、製鉄所、自動車メーカーなどで働く。1977年、高知に戻って大前田商店の名でちりがみ交換をスタート。併せて焼き芋の販売も手がけ、軽ワゴン車を改造して県外でも売り歩く。1980年、古紙問屋に脱皮。1990年、南国市岡豊町に有限会社大前田商店を設立する。1998年の高知豪雨で会社が水没したものの、復活(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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