ネットが社会を破壊する

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903722481
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0030

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じろー

24
再度。言ってる事は正しいと思う。ネットに多くを期待してもダメだよ、という本。小難しく書かれているが当たり前の事ばかり。ただ気をつけないとその当たり前さえ分からなくなる。別にネットに限った話ではない。本もテレビも同じだと思う。ただそんな事言ってたら面白くないので付き合い方を考えようと思いました。2018/11/19

kubottar

14
ネットは“増幅器”とは言い得て妙。頭の良い人が使えばどんどん頭がよくなるし、頭の悪い人が使えば同じくどんどん悪くなる。2013/07/18

ほじゅどー

13
★★★この電子通信網という心の道具は、私たちが生まれながらに持っている能力のうち最も馴染み深く最も人間的なもの、、判断力、知覚、記憶、感情、、を最初の段階では増幅するのだが、結局のところ次の段階で麻痺させた。私たちは自分たちの生活を便利にするために道具を使うが、一方で、その機械に従うことになる。ネットにおいて思考は即断即決、反射的になる。熟慮、判断力、知覚、そして幸福を失う。2019/01/19

くにお

8
「ネットが社会に与える利益よりも害悪の方が大きい」と意味で「社会を破壊する」と言っている本書。学術的な部分(知らない学者の名前のオンパレード)と非常にフランクな部分(アニメネタを織り交ぜた説明)が交互に配置されてて、なんとか最後まで読めました。害悪である理由はネットが負の感情の増幅装置であり、反射的な思考を要請するために熟考する時間を人から奪い、愚民を大量生産するから。たしかにそういう面もあるかも、、、とネット礼賛気味の日本社会が怖くなったりした。2013/10/29

シロクマとーちゃん

6
ネットというメディアによって我々が失ったものは何か?「速度」を得る代価として「熟慮」を失った。情報量と速度が持ち味のネットにおいて思考は「反射的」になる。ひたすら「いいね!」を押し続けたり。しかもネット上で共有されている「知識みたいなもの」は実際はデータに過ぎない。データは「反省的思考」すなわち「熟慮」によって初めて価値ある知識へと高められる、という指摘は重要だ。最近FACEBOOKやTwitterに疲れてきた。きりがないし、ただ「いいね!」するだけでは、コミュニケーションにもなってないし。2016/05/22

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