内容説明
東京ヒルトンホテルから生まれ変わったキャピトル東急ホテルは、戦後ホテル史の象徴的存在だった。数多くの著名人が集い、忘れがたいドラマが繰り広げられ、人はいつしか「伝説ホテル」と呼んだ。本書は、その伝説ホテルの舞台裏を陰で支えた、優れたホテリエたちの物語である。
目次
歴史は繰り返された
ホテル事業の源流は銀座にあった
人と人との絆があればこそ
活気みなぎる「オリガミ」の中で
非常事態が人を成長させた
光り輝いていたパフォーマンス・サービス
異動が私を育ててくれた
愛すればこそ、の精神で
皆が“赤坂の顔”だった
自助努力と創意工夫と〔ほか〕
著者等紹介
富田昭次[トミタショウジ]
1954年生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。『週刊ホテルレストラン』の編集記者、『月刊ザ・ホテル』編集長を経て90年に独立。以後、ホテル・旅行作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroki Nishizumi
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東急には関心を抱いてた。東急はハイクラスと言われるホテルを持っていながら時代が経つと閉鎖したり(札幌、銀座…)エコノミークラスに落としたり(大阪、博多…)している。ブランドを育てる意思がないのではないかと疑っていた。本書は残念ながらキャピトル東急は良かった良かった、という視点しかなく深いところで得られるものはなかった。 ただ気にいったフレーズも p.180『苦楽』という言葉があるでしょ。苦が先に来るんです。 p.187 私の好きな言葉に『ブドウはつぶされてこそ、おいしいワインになる』というのがあります。2012/04/11