万人のための点字力入門―さわる文字から、さわる文化へ

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  • サイズ A5判/ページ数 209p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784903690612
  • NDC分類 378.18
  • Cコード C0036

内容説明

わずか6個の点の組み合わせで日本語の仮名はもちろん、数字、アルファベット、さらには音符まで表せる点字。ルイ・ブライユ生誕200年を記念し、“点字力”の広さと深さを万人に伝える入門書。点で創る新たな宇宙、点が拓く多様な生き方。

目次

第1部 ルイ・ブライユ―生誕200年の意味(ブライユが拓いた触覚の宇宙―22世紀につながる点字の未来を展望する;点字考案者の生涯 ほか)
第2部 点字が視覚障害者にもたらしたもの(米国における点字の歴史と今日的課題;コンピュータによる点字表現への挑戦―携帯での六点漢字8進数入力と体表点字出力 ほか)
第3部 点字教育の現場(盲学校における点字教育の過去・現在・未来;点訳ボランティアのこだわり―点訳者格付けの是非をめぐって ほか)
第4部 多文化共生社会の中の点字(言政学(Linguapolitics)からみた点字
少数言語としての手話、少数文字としての点字―多数派との共存のための戦略 ほか)
第5部 だれもが楽しめる点字(『点』『点字』そして『デザイン』;点から生まれる宇宙―点字アートの探求 ほか)

著者等紹介

広瀬浩二郎[ヒロセコウジロウ]
1967年生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、障害者文化論。01年より国立民族学博物館に勤務。近年は「触文化」「フリーバリア」などをキーワードとしつつ、“さわる”ことをテーマとする講演、ワークショップを各地で行っている。現在、国立民族学博物館・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kazuyuki Koishikawa

1
後天的に失明した人の学習とか思い浮かべてなかったな。2022/05/01

KAIRO

0
情報学・工学・史学・文化論・芸術、様々な角度から視力障害へのアプローチが行おれている。点字を記号論として読む方にもオススメ。2011/11/16

最終バック九番手

0
2009年11月の国立民族学博物館「点字力の可能性」成果報告書をまとめたもの…長谷川貞夫氏の頭の中はいったいどうなっているのか本当に驚かされる…初版第1刷発行:2010年9月20日…本体2200円2011/06/03

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