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内容説明
「発達障害」をもつ子どもたちが、いきいきと学校で学び生活するために、現場の養護教諭7人が1から作り上げた「チェックシート」本体と、その制作過程、理論的背景が1冊の本になりました。日本語の読み書きが苦手な子どもたちのための、LL(やさしくよめる)ページも導入し、すべての人に開かれた本をめざしています。
目次
第1部 発達障害チェックシート―わたし発見 あたらしい自分をみつけよう!(チェックシート;ひとくふう集 ほか)
第2部 発達障害チェックシートをつくりたい!(制作編)(ほんとはいらないチェックシート;文部科学省のチェックシートとじっくりむきあってみたら ほか)
第3部 同化と異化の共存という課題(理論編)(「発達障害」チェックシートをあつめてみたら;「発達障害」をかんがえるわくぐみ ほか)
資料編(「児童生徒理解に関するチェックリスト」文部科学省より;注意欠陥多動性障害(DSM‐IV,ICD‐10) ほか)
読書案内
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴーたん
3
自分の「発達障害観」が一気に突き崩されました。 主な内容は、1)生徒が自分のことをよく知り、長所が認識でき、教員が生徒のことを良く知り、ちょっとした支援が出来るシート(悪いところ探しではない)2)シートを作るために執筆者達がたどった製作背景。3)理論的背景の解説 の3部で構成されていて、特に3部が秀逸!でした。この題名では全然その良さが伝わらない気がして残念。本当にたくさんの教師、保護者に読んでもらいたい本。支援が必要な子を、困った子か、困っている子、どちらでみるかで教員の技量がわかる様な気がする。2011/04/14
さなごん
2
ようやく読み終わった!通常教育の現場においても困っている子はたくさんいるんだなあ。見方を変えるって大事なんだなと思った。自分的には理論編が興味深かった。教師が陥りやすい見方考え方、自分にも当てはまる。最期の資料編にもたくさん本が出ていてとても参考になった。2011/10/23
ササナ
0
実用的であるだけでなく、すばらしい本。発達障害についての認識不足が、教育現場や社会で如何に差別を生むか、わかりやすい内容で、直接響いてくる。
tu-ta
0
最近、毎週木曜日に定時制高校に通っているんだけど、定時制高校の教員にこそ読んでほしい本だと思った。すごく好きな本だ。いい本だと思う。2011/06/20