内容説明
かれらの感じている生きづらさは、私たちにとっての生きづらさでもある。「かれら」の抱える問題と「われわれ」はつながっているという気付きを通して、「ホームレス」に対する固定観念から自由になり、そばに近づき、寄り添うことを通して、「われわれ」と「かれら」の間に架け橋をかけること―。学生たちの訪問活動を通して、「ホームレス」を見る側の視線についてクローズアップさせ、読者一人ひとりにとって「ホームレス」の人々がどのような存在に映っているのかを、あらためて振り返るきっかけになることを願って編まれた本です。
目次
序 「ホームレス」と呼ばれる人々の生活を理解する―「福祉ワークショップ」授業について(鈴木忠義)
第1章 「ホームレス」の人々への訪問活動を体験して―「訪問活動参加者アンケート」の結果
第2章 活動参加レポート―「学生の目から見た『ホームレス』」
第3章 体験を通して考えたホームレスと社会(鈴木ゆかり)
第4章 「発見!学生の底ちから」―「私たち」がみつけた、「市民社会」へのメッセージ(「市民社会をつくるボランタリーフォーラム」TOKYO2009第14分科会)
付録「訪問活動参加者アンケート」回答用紙
著者等紹介
鈴木忠義[スズキタダヨシ]
1975年、新潟県生まれ。2006年、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了(博士(社会福祉学))。現在、立教大学コミュニティ福祉学部福祉学科助教、ボランティア・グループ「スープの会」世話人。専門分野は社会福祉学(公的扶助・低所得者福祉、社会保障)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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