感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
132
この第15巻には1968年から69年にさまざまな雑誌に書かれた短篇が26収められています。このサブタイトルとなっている「餓えた宇宙」や「戦争はなかった」などは秀逸です。また時間エージェントの続きの話が「ビッグ・コミック」に連載されていたとは驚きです。創刊号と次の号です。2017/02/11
モリータ
7
◆ブックオフオンラインで拾う。怪作「sexpo '69 <野坂昭如ふうに>」が読みたかったのだが、本書以外では古い文庫にしか収録されていず、期待せず待っていた。同作は原題「小説万国博」、初出は1969年『漫画読本』（文藝春秋）。◆小松が関わっていた大阪万博関係というのもあるが、この話の舞台はなんと西宮のニテコ池。これは太平洋戦争当時、西宮（今津）に住んでいて、夙川界隈も歩いていた小松の来歴も反映している。また、小松は周辺に疎開していた野坂とニアミスしており、二人には交流があった（『火垂るの墓』に小松（続2025/05/23
