内容説明
高瀬川を下る舟には弟殺しの罪で島流しにされる喜助がいた。護送役の羽田庄兵衛は明るい様子の喜助を不思議に思い、その理由を尋ねる。自殺を図り苦しむ弟の姿を見て手を貸した結果、弟は死んでしまったという真実がそこには隠されていた。安楽死の問題を考えさせる作品として有名。他3作品収録。
著者等紹介
森鴎外[モリオウガイ]
1862‐1922。島根県出身。本名は林太郎。幼少期に東京へ移り東大医学部を卒業後、軍医となる。ドイツへ留学帰国後執筆活動をはじめる。「舞姫」「阿部一族」など堪能な語学を生かしての翻訳作品も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
39
美しい刺が刺さるようでした。2022/07/30
たらちゃん
9
あみだくじを進むように、一つの角をどちらに曲がるかで、人生は変わります。選択の連続で穏やかな幸せが続いているなら、とても幸運なこと。2016/09/11
たく
2
☆☆☆2024/11/06
misaki
1
「山椒大夫」の結末が印象深かった。「最後の一句」はどこかで読んだと思ったら、入試の過去問だった。2010/02/25
88
0
学生の頃読んで、再読。何とも言えない気持ちになる。人間って生々しいもの。2015/10/03
-
- 電子書籍
- デュエル・マスターズ レボリューション…