ロシア名作ライブラリー<br> 分身―あるいはわが小ロシアの夕べ

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ロシア名作ライブラリー
分身―あるいはわが小ロシアの夕べ

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784903619385
  • NDC分類 983
  • Cコード C0397

内容説明

ウクライナの地主屋敷で孤独に暮らす男の前に自分の“分身”が現れ、深夜の対話が始まった。亡霊が現れる話や若者を惑わす絶世の美女をめぐる自作の幻想小説を男が読み聞かせ、分身はそれを批評する。分身による人間の知能の分析、プーシキンが惚れこんだ怪しい老婆の物語や猿に育てられた人間の「実話」を組み込んだ神秘的世界が夜を重ねるたびに展開されていく。ホフマンに代表されるドイツ・ロマン派の世界をロシアに移植し、ロシア文学のもととなる新しい散文の世界を切りひらいた作家の代表作。

著者等紹介

ポゴレーリスキイ,アントーニイ[ポゴレーリスキイ,アントーニイ][Погорельский]
本名アレクセイ・アレクセーエヴィチ・ペローフスキイ。1787‐1836。伯爵の私生児として生まれモスクワ近郊の父の領地で育ち、モスクワ大学を出て官吏として勤めるがナポレオン軍のロシア侵攻を機に軍に志願、配属先のドイツでドイツ・ロマン派の文学にふれる。その後、ペテルブルグの文学サークルと関わり、30代後半から小説を書きはじめ40歳をすぎて最初の単行本『分身』を出す。作家としては寡作だが、プーシキン、ゴーゴリに先立つロシア文学形成の時代に新しい散文世界を切り拓いた作家のひとりで、同時代の作家・批評家のソモフも高く評価した

栗原成郎[クリハラシゲオ]
ロシア文学・民俗学。東京大学名誉教授。北海道大学、創価大学でも教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハルト

2
読了:○2013/05/15

qoop

1
夜毎訪ねてくるドッペルゲンガーと作家が物語を披露し合い、批評し合う…という筋書きに興趣をそそられつつ戸惑う。物語られる内容は幻想的という弱い共通点はあるもののそれ以上ではなく、まとまりのなさが予想外だったので。ただ、枠物語という構成からするとバラエティ豊かだとも云い換えられるし(特に〈ラフェルトヴォの罌粟の実菓子売り〉の面白さは特筆もの)、また訳者解説を読んで、当時のロシア文学がダイナミックな変革期だったと伺うとしっくりも来る。2014/10/06

wanted-wombat

0
自分の分身(ドッペルゲンガー)が現れ、物語などを語り合う構成。幻想的な雰囲気ももちろんだが、互いに物語し、それについて批評する、さらには哲学する様が非常に面白いと思った。もちろん、ひとつひとつの話が非常に面白い。これは当たりを引いたな、と感じました。2013/06/02

刳森伸一

0
自分そっくりな分身と物語を語り合うという枠物語の構成をとっている。個々の物語は幻想的なもの。個々の物語よりも全体として見たほうが面白いのは枠物語が機能しているというべきだろう。2013/04/21

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