内容説明
ロシアの絵画は世界の美術史のなかでも誇るべき地位を占めている―19世紀のモスクワの大商人トレチャコフが始めたロシア絵画の一大コレクション「トレチャコフ美術館」。独自の輝きを放つロシアの絵画とそれを生みだした画家たちの世界を、はじめての人にやさしく語りかける美術案内。ロシア絵画の豊かな水脈をたどり、芸術の国ロシアの美と感性を身近に堪能できる1冊。
目次
見えない世界への窓―アンドレイ・ルブリョーフ
「ありのままに」―シモン・ウシャコーフ
差し向かいで―ニキーチン、ローコトフ
歴史の教訓―ロセーンコ
ありふれたものの美しさ―フィールソフ
「百のいろんな表情」―レヴィーツキイ、ボロヴィコーフスキイ
「スーズダリ地方の農民」―シバーノフ、イワン・アルグノーフ、ニコライ・アルグノーフ
地方の肖像―セミョーン・シチェドリーン、シリヴェーストル・シチェドリーン
一八一二年のアルファベット―チェレベニョーフ、イワノーフ
画家とプーシキン―キプレーンスキイ、トロピーニン〔ほか〕
著者等紹介
ポルドミンスキイ[ポルドミンスキイ][Порудоминский,Владимир]
ウラジミール・イリイチ。1928年、モスクワ生まれ。作家、評論家、エッセイスト。特に伝記作家として定評があり、プーシキン、ゴーゴリ、レフ・トルストイなどの作家やゲー、クラムスコイなどの画家の伝記を執筆。ロシア民話の収集に努めたアファナーシエフや辞書編纂者のダーリについての著書もあり、ロシアの古典作家の作品集の編者、注釈者としての仕事も多い。現在、ドイツ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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