出版社内容情報
本書は神社を舞台にした14編のアンソロジーです。
これまで刊行してきた「泣ける話」シリーズを3月刊「神社であった泣ける話」よりリニューアルします。
収録12編を14編にし、1編あたりの分量も増え、大きくボリュームアップしました。
14編のうち以下の1編は、マイナビ出版主催の短編小説コンテストの受賞作です。
【優秀賞】
『巫女のバイトをする理由』伊瀬ハヤテ
【収録作品】
鳩見すた『神出ボーイミーツ鬼没ガール』
桔梗楓『やさしくて、少しかなしいまぼろし』
溝口智子『舞い散る、舞い継ぐ』
霜月りつ『ひとつ足して』
那識あきら『越えてぞ行かまし八重垣を』
一色美雨季『鎮守の森のあふちの実』
杉背よい『バス停』
猫屋ちゃき『いつか見た日の』
ひらび久美『ナギの葉っぱ』
朝来みゆか『幼き願い』
編乃肌『御神木は語らない』
日野裕太郎『お稲荷さん、引き取りにまいりました』
矢凪『神頼みではなく、亀頼みを。』
伊瀬ハヤテ『巫女のバイトをする理由』
内容説明
新たな一歩を踏み出す場所、神社にまつわる14編のアンソロジー。無気力に生きる黒田は仕事で回っていた神社である日、いないはずの妻の姿を見て…(「やさしくて、少しかなしいまぼろし」)。進路のことで友人との間がギクシャクしている実来。バイト先の神社に友人が来て…(「巫女のバイトをする理由」)。一年ぶりに帰郷した麻由利の前を通り過ぎた自転車。乗っていたのはアキだった。(「バス停」)。妊娠中に浮気未遂をした夫と関係を続けるべきか迷う千佳。久しぶりに訪れた神社で…(「鎮守の森のあふちの実」)。八歳の夏に出会ったときから「あの日まで」、風子はずっと神出鬼没だった。(「神出ボーイミーツ鬼没ガール」)。ほか9作品収録。