トルストイ家の箱舟

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  • サイズ B6判/ページ数 372p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903619033
  • NDC分類 980.28
  • Cコード C0098

内容説明

16歳年上の作家と結婚し、13人の子を産み、終生そいとげるつもりのソフィア夫人。すべての財産を民衆に捧げようとする夫レフ。夫婦の晩年にいったい何があったのか。子どもたちは両親をどう見ていたのか。秘書ブルガーコフの日記、夫婦の日記をもとに文豪の家族がかかえたドラマを追う―。

目次

第1章 ふたつの旅
第2章 秘書ブルガーコフの見た文豪
第3章 トルストイを追って
第4章 ふたつの新星
第5章 序奏曲―一九一〇年のブルガーコフの日記より
第6章 螺旋―夫婦のかたち
第7章 文豪の妻
第8章 箱舟の行方

著者等紹介

デイヴィス,ふみ子[デイヴィス,フミコ]
福岡県生まれ。幼い頃から絵画・文学に親しみ、高校時代には彫刻家をめざした。1969年、モスクワの民族友好大学(現在のロシア大学)に入学。1975年に卒業後、日本航空モスクワ支店に勤務。1978年、モスクワ駐在の米国商社マン、ケネス・C・デイヴィスと結婚し、一女一男の母となる。1981年から香港に居住。1989年、シンガポールへ移住。1991年から陶磁器絵付け(ポーセリン・ペインティング)を本格的に学び始め、1997年にはポーセリン・アートの教師、アーティスト二部門の国際認定証を米国テキサス州IPAT本部にて授与される。1999年から2002年まで二度目のモスクワ生活を経験。現在はシンガポール在住。陶磁器絵付けとロシア伝統芸術の細密画塗り(パピエ・マシェ・ミニアチュール)のアーティストを兼ねてNOBBY ARTギャラリーを主宰・経営する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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けいちか

2
トルストイの秘書という役割の人がいたというのは知っていたが、彼が日記をつけていたとは知らなかった。その日記、またトルストイ本人の日記、トルストイの妻の日記を丹念に読んで、トルストイの家出の理由を模索したもの。一概にどんな行動もたった一つの理由はあり得ないが、「最後の一滴」という表現は、あり得るなと思った。2013/02/23

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