内容説明
非業の死を遂げた義経が歯をみがいたというやなぎの小枝の命が現代まで続いている。そのやなぎに出会った著者が、想いを巡らした論考。千手観音の持物にやなぎの小枝があるように、その薬効は仏教伝来の頃から記録に残っていた。
目次
プロローグ
1 義経の歯扶柳と笈入柳
2 仏像とやなぎ
3 仏教と歯木と楊枝
4 風俗・化粧文化から見えた市中の歯の清掃と楊枝
5 文言解説
付:やなぎとアスピリンの足跡
むすび
著者等紹介
福田道男[フクダミチオ]
1958年大阪大学歯学部卒業。1968年大阪市立大学医学部講師。1972年川崎医科大学助教授。1974年川崎医科大学教授(口腔外科学教室)。1976年川崎医科大学大学院教授。1996年川崎医科大学名誉教授。医療法人ふくだ医院(岡山市)勤務。日本口腔外科学会名誉会員。日本口腔科学会名誉会員。日本顎関節学会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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