ルワンダジェノサイドから生まれて

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ルワンダジェノサイドから生まれて

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  • サイズ B5判/ページ数 143p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784903545585
  • NDC分類 245.55
  • Cコード C0072

出版社内容情報

カメラに向けられた力強い眼差し。沈黙の果てに語られる言葉。
ジェノサイドの際に性的暴力を受けた女性とその子どもたちの肖像。

「こんなヘビーな本なのに、不思議に心がゆったりした。きっと子供たちの目が、めちゃくちゃ美しくて、それに救われたんだと思う」 (坂本龍一)

「トーゴヴニクは代弁しない。恫喝しない。みずからの正に酔わない。
〈圧倒的な現実〉に対してアートの無力を嘆く、などといった常套にも断じて屈しない。
ーその不屈こそが突きつける、この〈写真〉と〈証言〉の無限の切り結び合いを、今こそ、そして此処でこそ。」 (佐々木 中)


20世紀最大の悲劇のひとつ、ルワンダのジェノサイド(集団殺害)の際に、大勢の女性が「武器」として性的暴力を受け、その結果およそ2万人の子供たちが生まれたという事実は、いまなおほとんど知られていません。母親たちの多くは、いまだに深刻な肉体的・精神的トラウマを抱えながら、社会的に孤立した状態で子供を育てており、その半数以上はHIV/エイズにかかっているとも言われています。
ニューヨークを拠点に活動中の写真家ジョナサン・トーゴヴニクは、取材で訪れたルワンダでこのような現実を初めて知り、大きな衝撃を受けます。そこでみずからのプロジェクトとして、3年間をかけてこうした境遇にある女性たちへのインタビューと撮影を行ないました。カメラの前に初めて立った母親たちとその言葉には、事実の生々しさを超えて、人間のもち得る真実の強さが秘められています。

本書の著者、ジョナサン・トーゴヴニクは、写真家という立場を逸脱するようにして自らインタビューも行い、「ルワンダ財団」を立ち上げるに至りました。社会との接点に身を晒しながら撮ろうとするなかで突き当たる限界と、それゆえの可能性を本書は体現しています。それは、アートとジャーナリズムの架け橋という本質的な可能性とも言えるのかもしれません。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

34
暴力で自分の体を使用される惨さ。生き残ったのが自分だけの女性もいる。望まない妊娠。さらにHIV感染…。良き隣人が、教会の司祭が、彼女に片思いをしていた少年が変貌する恐ろしさ。子供たちの目は美しくも悲しげで、物欲しげで、何もかも受け入れているようで。生をもたらしてくれる素晴らしい女性という存在をここまで汚すことができるなんて。憎しみを扇動することができるなんて。同じ女性としてただただ悔しく悲しい。2020/09/01

かおりんご

29
ルワンダ内戦で暴行され、のぞまぬ妊娠・出産をした女性たちの話。ルワンダはカトリック国だからか、中絶には抵抗があったのは知りませんでした。一番ショックだったのは、教会で虐殺や暴行が行われていたこと。神の前で、傍若無人に振る舞えることが、すごく恐ろしい。ジェノサイドで、フツの男性たちは、自分がどこか有能になったと勘違いしてしまったのか。もし自分が、この体験を告白してくれている女性の立場だったらと考えると、言葉では言い表せられないくらい切なく、胸が苦しくなる。2021/10/06

やどかり

23
ルワンダのジェノサイドの暴行の結果、子供を生んだ女性たちの写真とインタビュー。子供を愛せない人、たった一人の家族として大切に育てる人、フツの子供を生んだこと自体を批判され、家族とみなされないなど、過去との戦いは今も続いている。そしてほとんどの人が自らのHIV感染に悩まされている。わずか100日の間に何十万人もの人が殺され、今もその影響が続いている。今年はルワンダの虐殺から20年とのこと。子供たち、母親たちはどうしているのだろう。生活や教育、医療の環境が整っていることを願うばかり。2014/12/23

肉尊

15
ルワンダ内戦(1994)時に、性的被害を受けた女性はヒューマン・ライツ・ウォッチの調査(2000)によると約50万人に及ぶとされる。妊娠中絶は違法で許されず、目の前で家族が殺され、家族の血液を飲まされ、集団で性的暴行を受け続けた少女は、自分たちの家族を殺した民兵を父親とする子どもを宿した。父権性社会であるため、周囲からは「小さな殺人者」と呼ばれ育つ子どもたち。そして母親となった彼女たちの大半はHIVに冒されているという。親子の写真とインタビューから内戦の爪痕が今だに色濃く残っていることがよく分かった。2021/02/02

rokoroko

15
ルワンダのジェノサイドで暴行の被害にあった女性の話と望まない妊娠で生まれた子供の写真。哀しい。恐ろしい2020/09/05

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