内容説明
クリスマス・イブ。まちはとてもにぎやか。でも、ワニのクロックはサンタクロースにあえなくてがっかり。イヌのメルローズもひとりぼっちでつまらない。そんなにひきがばったりであって…。
著者等紹介
クラーク,エマ・チチェスター[クラーク,エマチチェスター][Clark,Emma Chichester]
チェルシー美術学校と王立美術大学で学び、最初に手がけた絵本(“Listen to This!”)で、マザー・グース賞を受賞
たなかまや[タナカマヤ]
田中まや。1966年千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
31
分かち合い。物理的ではなく、精神的。慈愛、思いやり・・・。出会い。そしてサンタさんからの贈り物。気づく・・・。だからクリスマス!絵は、情緒溢れるスケッチ調。”明暗”が、随所に醸し出されているのが印象的。犬とワニの組み合わせも、記憶に無いなぁ・・・。イブのディナー、そして帰宅後に窓から空を見上げた時の表情が印象的。優しく、温かい。2013/11/23
絹恵
20
孤独が孤独を呼び寄せるように二人は出逢えました。孤独が深いほど、周りの明るさは眩しく映り込みます。自分自身が闇に溶けて行きます。それでも見つけてくれた、見つけることが出来たのは、聖夜によって浮かび上がった光に出来る影が引き合わせたようでした。聖夜が導いてくれた二人はこれまでの深さを埋めて行ける、二つの影を一つの光に変えて。2013/12/03
mntmt
18
クリスマスの時期に読みたい、ハッピーな絵本。2018/12/08
雨巫女。@新潮部
12
《図書館-季節》【再読】←2019年12月3日。二匹が、出逢えてよかった。楽しいクリスマスが、過ごせますね。2015/04/06
ラグエル
11
孤独からのべたべたぶりにちょっとあてられるくらいの仲の良さ。息子はスケートが気になるようで。同シリーズ別作品も読んでみたい。絵がスッキリきれいでかつ描き込みも細かい。見ていて楽しい。2013/01/07