世界労働レポート〈2009〉―世界に広がるジョブ危機の実情とその将来

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  • サイズ B5判/ページ数 122p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784903532677
  • NDC分類 366.02
  • Cコード C3033

内容説明

本書は、以下の諸点の現状と将来の方向を、多数の図表や事例を用いてわかり易く示している。現在の傾向を根拠に、雇用危機はいつ終わるのか。どのような政策を講じることにより、より早く、かつより広い回復を進めることができるのか。世界経済はこれまでのような通常のビジネスに戻ることはできるのだろうか。どのようにして金融システムが実体経済の持続性を弱めてしまったのか。そして、危機の背景にある行き過ぎた、非効率的な金融運用を変えるために、今まで何がなされてきたのだろうか。より公正なグローバル化を達成する方法は何か。国際的な貿易協定は労働条項を含む社会的問題にどの程度まで配慮したらよいのか。気候変動との闘いを世界的に進めることで、それを雇用危機克服の機会にする方法はあるか。そしてこれをどう進めるべきか。本報告書は、世界経済をより持続的でより公正にするために、ILOが最近採択したGlobal Jobs Pact(「グローバルジョブ協定」)の速やかな実施を求めている。

目次

1 世界的な雇用危機:そのパターンと中期的なシナリオ(労働と社会に対する直接的影響;長期低就業状態と限りある社会保障のリスク ほか)
2 実体経済に有用な金融システム:政策にとっての課題(非金融部門に対する金融部門の成長;非金融経済の金融化:その傾向と社会的影響 ほか)
3 バランスを取り戻すグローバル化:既存の国際貿易協定と開発金融政策における労働条項の役割(貿易協定における労働条項:現況と傾向;国際開発金融)
4 環境保護政策と雇用:二重の配当?(雇用問題:高炭素集約セクターにおける雇用の評価;雇用の可能性:雇用に及ぼす環境保護政策の効果を予測する ほか)

著者等紹介

古川秀子[フルカワヒデコ]
お茶の水女子大学文教育学部外国文学科(英語学専攻)卒業。現在、小中学校にて、英語教育活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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