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内容説明
伝統的な織物に魅了された著者が、各地を訪ね、衣服や装飾品の多様性や、人々の生活に密着した染織技術を記録。模様や色、形に込められた意味や民間伝承も紹介。衣服や装飾品はもとより、染色工房の親方や針仕事にいそしむ女性たちなど、少数民族ならではの生き生きとした表情をとらえた約700枚のカラー写真を掲載。イラスト画で民族衣装の細部を解説。巻末に用語解説、索引を付記。
目次
ベトナム、ラオス、タイ いろいろな民族、いろいろなスタイル
丹精こめたプリーツと息をのむ藍のブルー
ステッチのことば
重要な細部
オリッサ、ラジャスターン、グジャラート インドの多彩な色
インドのプリント布
星、ストライプ、ミラー
メキシコとグアテマラ マヤ系のモザイク
アイデンティティの糸
どの人もみな優美〔ほか〕
著者等紹介
ルグラン,カトリーヌ[ルグラン,カトリーヌ][Legrand,Catherine]
パリにある´A la Bonne Renomm´eeの服飾デザイナー。さまざまな民族の染織をめぐる旅は、彼女の創造力の源となっている。各地で織物や民族衣装、装飾品を蒐集し、写真も多数撮影。その旅の記録を『少数民族の染織文化図鑑―伝統的な手仕事・模様・衣装』にまとめた
福井正子[フクイマサコ]
京都大学農学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヴェネツィア
258
著書のカトリーヌ・ルグランはパリで活躍する服飾デザイナー。本書は、彼女が世界の様々な地域の民族衣装を蒐集する旅の記録でもある。写真も著書によるものだが、プロの写真家並の実力のようだ。さて、蒐集の旅はベトナム北部から。花モン、白モン、黒モン、さらにはボイ族、ヤオ族の鮮やかで、しかもデザイン性にも極めて優れた衣装の数々である。技法は刺繍にアップリケなどが駆使される。そして、世界に広く分布する藍染である。続いてはインド。グジャラートのラバーリー遊牧民の衣装が最も凝っていて、目にも鮮やかである。男性たちの衣装も⇒2024/10/09