感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
17
ヴィゴツキー理論を著者なりに深く探究した研究書です。ヴィゴツキー研究では有名な著者ですが、1930年代のヴィゴツキー理論の仮説として、①媒介的発達理論、人格的発達理論、心身の統一性にもとづく情動理論と人間の真理学の構想の三つの道を歩みながらも、1つの大通りに達成することはできなかったと述べています。本著は、この仮説に基づきながら探究したものです。ヴィゴツキーは若くして亡くなったにも関わらず、その業績は膨大です。日本の保育理論や子どもの発達理論を深めていくうえでも研究が深められる必要があると思いました。2015/06/04
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