戴國〓著作選〈1〉客家・華僑・台湾・中国

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 443p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784903507101
  • NDC分類 222.4
  • Cコード C3021

内容説明

台湾・客家出身。1955年来日、以来41年にわたり台湾近現代史、華僑史、近代日中関係に多彩な研究・言論活動を続けた後、李登輝政権下、民主化渦中の台湾に帰国。日本とアジア諸民族の対等な関係を築くため尽力した知日派・戴國〓(き)。その足跡を辿る第1集。

目次

1 植民地から考える(日本統治と台湾知識人―某助教授の死と再出発の苦しみ;植民地体制と知識人 ほか)
2 台湾客家とはなにか(中国人にとっての中原と辺境―自分史“台湾・客家・華僑”と関連づけて;日本の植民地支配と台湾客家)
3 新しい華僑観を求めて(華僑の実像と虚像;私の「華僑」小試論 ほか)
4 多元的アイデンティティーの探求(台湾と台湾人―アイデンティティーを求めて;戦後日台関係を生きる―中日両民族の真の連繋を求めて ほか)
5 中国“社会史論戦”と『読書雑誌』(中国“社会史論戦”紹介に見られる若干の問題―紹介と研究の間;中国“社会史論戦”と『読書雑誌』の周辺)

著者等紹介

戴國〓[タイクオフェイ]
1931年4月15日、台湾に生まれる。1954年台中農学院(現、国立中興大学農学院)農業経済学科卒業、55(昭和30)年来日し東京大学大学院に学ぶ。66年農学博士(中国甘蔗糖業史)、同年アジア経済研究所に入る。主任調査研究員を経て1976年立教大学文学部史学科教授。96年、台湾に帰り李登輝政権のもとで国家安全会議諮詢委員。政治大学等の教授を兼任。2001年1月9日死去。台湾近現代史、華僑・華人論、客家など研究領域は広く、日本とアジア、国際交流などの評論も多い。共同研究や幅広い言論活動を通じて日本の台湾研究に大きな影響を与えた

春山明哲[ハルヤマメイテツ]
1946年生まれ。東京大学大学院(工学系)修士課程修了。国立国会図書館勤務を経て、早稲田大学アジア研究機構台湾研究所客員上級研究員。日本台湾学会理事長。日本台湾関係史、植民地史専攻

松永正義[マツナガマサヨシ]
1949年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。中国語中国文学専攻。成蹊中学・高等学校教諭を経て、一橋大学言語社会研究科教授

胎中千鶴[タイナカチズル]
1959年生まれ。立教大学大学院研究科史学専攻博士課程修了。博士(文学)。現在、目白大学外国語学部教授

丸川哲史[マルカワテツシ]
1963年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科単位取得退学(博士(学術))。現在明治大学政治経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆきんこ

0
嘲笑し/される主体としてのインテリの在り方/丸川さんの本から2021/08/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3171801
  • ご注意事項