内容説明
王妃の裏切り、弟の毒殺、母の惨殺、相次ぐ元老の告発と処刑。ローマ大火、ネロ殺害計画、首謀者ピソ・哲人セネカの自死…。クラウディウス・ネロ治下のローマ社会が現代に甦える。
著者等紹介
岡崎邦博[オカザキクニヒロ]
1923年高知市生まれ。旧制高知高校を経て東京大学文学部独文科に入学するも、わずか2ヶ月で学徒出陣となり出征。終戦を東満州で迎え、ヨーロッパ・ロシアの収容所で捕虜生活を送る。48(昭和23)年復学し、学部・大学院を卒業。58(昭和33)年千葉大学文理学部講師、68(昭和43)年千葉大学教養部教授。84(昭和59)年依願退職をして、以降古典古代の勉強・翻訳にいそしむ。千葉大学教養部研究報告A・B、和洋女子大学英文学会誌等に、ドイツ文学、ギリシャ神話、古代ローマにかかわる論文・エッセイを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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