出版社内容情報
●内容紹介(版元ドットコムより)
イラストレーション、絵本、デザイン、映画、劇、文芸、音楽、その他諸芸全般にバラと米と光を求める雑誌。創刊！ 特集「美しい眼 覚醒時、魂は眼にある」 町田康「未発表小説連載」、荒井良二「特別講義」、しりあがり寿「ぞんざい連画」、山口はるみ「美しい眼」、荒戸源次郎「エッセイ連載」、若尾文子「初講演」ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
#208
1
落ち着いた紺色にあふれた綺麗な雑誌だなあと思った。ヴィアンののこしたバラの色をした言葉につづく冒頭の町田康の短編「泣き女」を湯船につかりながら読み、しばらくくすくす笑っていた。寺門孝之の絵にはあまり魅力を感じることができずにいたはずが、裏表紙をとじるころにはなんだかすっかりとその色彩にくるまっていて、そこから出たいとは思わなくなっていた。言葉にからむマゼンタとシアンとイエローがそれぞれにとても優しい良い一冊です。2010/12/11
