内容説明
ウイルス学の世界的研究者による研究成果の集大成!日本在来のウイルスの大半を発見し、電子顕微鏡を用いて解析・分類してきた著者が、数百種のウイルスについて、ゲノム構造や伝染性、病徴などを詳述。多数の貴重な電顕写真も掲載した、ウイルス学に座右の事典。
目次
第1編 総論(植物ウイルス病;ウイルスの検診・同定;ウイルス粒子の性状;ウイルスの遺伝;ウイルスの感染・増殖と防除;ウイルスの分類)
第2編 病原ウイルス(2本鎖(逆転写)DNAウイルス
1本鎖DNAウイルス
2本鎖RNAウイルス
1本鎖RNAウイルス
未分類あるいは未詳ウイルス
ウイロイド(Viroid))
著者等紹介
山下修一[ヤマシタシュウイチ]
1970年、宮崎大学卒業。1975年、東京大学大学院博士課程(農学博士)。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。農作物をふくめ各種有用植物を中心に、それらの病原についてひろく探求。菌類ウイルスについてはその黎明期から研究し、植物病原菌類として最初にイネいもち病菌ウイルスを発見したほか、食用きのこ、発酵菌などのウイルスについても究明。植物ウイルスに関しては、本邦産の3分の2以上を直接に電子顕微鏡で探究し、多数の新記載・未記載ウイルスを見出した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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