内容説明
西洋のモノとの出会いと衝撃を、当時の社会風俗の丹念な検索から抉りだす―芥川解読の新たな地平。
目次
序 西洋が来た
第1章 日本の「ソーセージ」文化誌
第2章 「腸詰め」言説と「ソーセージ」言説の攻防
第3章 比喩「腸詰め」の選択
第4章 「鼻」をめぐる明治期の言説
第5章 芥川の「鼻」意識
第6章 聖職者と性
第7章 「道祖問答」の性言説
第8章 明治・大正初期の性とその病
著者等紹介
荒木正純[アラキマサズミ]
1946年に生まれる。東京教育大学大学院博士課程中退。東京教育大学文学部助手、静岡大学教養部講師を経て、筑波大学人文社会科学研究科教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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