シリーズ京の庭の巨匠たち 重森三玲 〈２〉 自然の石に永遠の生命と美を贈る

重森三玲/重森三明

京都通信社（2010/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 119p／高さ 19cm
• 商品コード 9784903473055

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Noelle]

岡山方面へのドライブ旅行の折、重盛氏の記念館があることに気づいて寄ってみた。記念館には本書の最初の茶室と茶亭が、近くにはこの表紙の庭があった。「天籟庵」と名付けられたその茶室は重盛氏の18歳の処女作だそう。ほとんど私たちの知る重森三玲の庭だ。表紙の「友琳の庭」は京都の友琳会館から移築されたもの。庭は普通目線の高さで見るしかないのだが、こちらは移築された庁舎の2階から見下ろすことが出来、その束ね熨斗をモチーフにしたデザイン性の高さに圧倒される。写真の頁で見ていた庭の本物を見れたのは眼福でした。

2020/07/30