感想・レビュー
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すきま風
7
先日鹿児島の知覧特攻平和会館に行く機会があり、そこで特攻隊員の沢山の写真、遺書や遺品を見た。お国のためにとの特攻作戦で戦死した若者達の悲しい時代を悲劇の一言で片付けるにはあまりにも深い。特攻が航空だけではなく海上にも存在したことも知らない私は、あまりにも特攻のことを知らなすぎた。「必死」(必ず死ぬとはまさに文字そのままの意味)の特攻作戦の前日、もしくは数日前、晴れやかな笑顔で写る写真。恨みつらみはなく、敵につっこむその運命を受け入れた若者達の真実をもっと知るべきだと感じた。2019/03/01