内容説明
TPPにさらされる日本の農業。「買い負ける時代」に食糧を確保できるのか!
目次
序章 世界食糧情勢と日本の食と農
第1章 世界の食糧問題と日本の農業
第2章 新局面を迎えた中国、ミーナの食料問題
第3章 異常気象、水資源不足など、浮かび上がる供給リスク
第4章 TPP参加と日本農業
第5章 アベノミクスの「攻めの農政」を問う
著者等紹介
柴田明夫[シバタアキオ]
1951年栃木県生まれ。1969年宇都宮東高校卒。1976年、東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て、2000年、業務部経済研究所産業調査チーム長。2001年丸紅経済研究所首席研究員、2006年所長、2014年より代表。2011年10月株式会社資源・食糧問題研究所を設立し代表に就任(現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くものすけ
7
日本農業関連に最近俄かに興味を持ち、読み出した本です。中古本の為、内容がちょっと古いです。しかし、「クライシス」という言葉が決して大ごとではないと確信しました。日本はコメの減反を継続しているべきではないと感じました(減反政策はなんと1970年代から行われているといいます)何年も稲作を辞めてしまった後の水田を元通り回復かのうなのだろうか?世界的な食糧需給関係を具体的な数値を元に紐解いているので分かり易く、説得力がありました 2024/04/22
ine
1
2050年には90億の人口を抱えることが予想される地球。すでに地球では、各国が増加する国民の食糧を将来的に確保するため、国家間での食糧の調達合戦が行われている。この世界的な潮流の中、日本はアベノミクスの「攻めの農業」政策により、米の減反の見直しが検討されている。 日本で納豆や豆腐が食べられなくなって、中国で豚や牛の餌になっちゃうの??勘弁してよー。安倍さんもっとがんばってー!と言いたくなる。2020/02/18
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