内容説明
日清戦争の戦場には、兵士だけでなく、補給・輸送を担う民間人軍夫の姿が大量に見られた。彼らはどのような思いで近代日本最初の対外戦争を戦い、そこで何に直面したのか。戦地から日本へ届いた兵士や軍夫の手紙から戦場の風景を再構成し、「戦争を体験すること」の意味を問い直す。兵士たちの肉声が、この戦争の本当の姿を描き出す。
目次
第1章 軍都仙台
第2章 参戦熱・義勇兵・軍夫
第3章 開戦・動員・出征
第4章 戦場からの手紙
第5章 威海衛攻略作戦
第6章 遼東半島の第二師団
第7章 台湾の戦争
第8章 凱旋・慰霊・記憶
著者等紹介
大谷正[オオタニタダシ]
1950年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程退学、博士(文学)。現在、専修大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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