兵士と軍夫の日清戦争―戦場からの手紙をよむ

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兵士と軍夫の日清戦争―戦場からの手紙をよむ

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903426020
  • Cコード C1021

内容説明

日清戦争の戦場には、兵士だけでなく、補給・輸送を担う民間人軍夫の姿が大量に見られた。彼らはどのような思いで近代日本最初の対外戦争を戦い、そこで何に直面したのか。戦地から日本へ届いた兵士や軍夫の手紙から戦場の風景を再構成し、「戦争を体験すること」の意味を問い直す。兵士たちの肉声が、この戦争の本当の姿を描き出す。

目次

第1章 軍都仙台
第2章 参戦熱・義勇兵・軍夫
第3章 開戦・動員・出征
第4章 戦場からの手紙
第5章 威海衛攻略作戦
第6章 遼東半島の第二師団
第7章 台湾の戦争
第8章 凱旋・慰霊・記憶

著者等紹介

大谷正[オオタニタダシ]
1950年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程退学、博士(文学)。現在、専修大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

14
日清戦争が始まると、日本各地の地方新聞は郷土出身の兵士や軍夫からの手紙を数多く紙面で紹介した。当時はまだ検閲体制が甘かったから、これらの新聞は参戦者の生の声を知る貴重な情報源となっている。流石に歴史家の目のつけどころは鋭いものだ。本書が取り上げているのは、第二師団を送り出した仙台の地方紙。前史として、戊辰戦争で賊軍とされた東北人の屈折した心情も紹介されており、理解の助けになる。2025/08/02

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